
内視鏡検査・超音波検査
当院では、できる限り苦痛を抑えた内視鏡検査を行っています

当院では、鼻からの局所麻酔を行い、直径5.9mmの極細内視鏡を使用した経鼻内視鏡検査を実施しています。
内視鏡はのどの後ろ側を通るため、舌の根元に触れず、「オエッ」という嘔吐反射がほとんど起こりません。
さらに、従来の口から挿入する内視鏡と異なり、検査中の会話や質問にも対応可能です。
また、胃の動きを抑える抗コリン剤の注射を使用しないため、前立腺肥大症、緑内障、心疾患をお持ちの方にも安心して受けていただけます。
検査後はすぐにお車の運転が可能で、早めの飲食もできます。
なお、鼻腔に炎症や変形がある方で経鼻内視鏡の挿入が難しい場合は、経口内視鏡による検査が適していることがありますので、医師にご相談ください。
鎮静剤を使用した、鼻または口からの胃内視鏡検査を行っています
内視鏡検査に対して不安や恐怖心が強い方、過去に検査でつらい思いをされた方には、ご希望に応じて鎮静剤を使用した検査を行っています。
ただし、持病のある方には鎮静剤の使用が適さない場合もございますので、事前に診察のうえでご相談させていただきます。
検査後は、体をしっかり休めていただくために、約3時間ベッドでお休みいただきます。
◎当日は車の運転ができませんので、タクシーのご利用やご家族の方によるお迎えをお願いいたします。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜の状態を詳しく観察する検査です。
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる小さな隆起(できもの)で、多くは良性ですが、10mm前後の大きさになると、がん化する可能性があるものもあります。
検査中にポリープが見つかった場合は、組織の一部を採取し、病理専門医が顕微鏡で詳しく調べ(生検)、がん細胞が含まれていないかを確認します。
ポリープは、大きくなる前に内視鏡で切除することをおすすめしています。
なお、検査の前には腸内をきれいにするため、2リットルの腸管洗浄剤(下剤)を服用していただきます。
液体タイプが苦手な方には、飲みやすい錠剤タイプのご用意もありますので、お気軽にご相談ください。
◆内視鏡的大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー)
大腸ポリープの切除は、通常、検査と同様に内視鏡を使用して行います。
スネアと呼ばれるワイヤーをポリープの根元にかけて締め付け、電気で切除します。
ポリープの大きさや種類によって異なりますが、多くの場合、内視鏡による大腸ポリープ切除術は日帰りで対応可能です。
ただし、ポリープが大きい場合や、抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を服用されている方は、出血リスクが高くなるため、入院対応が必要です。
その際は、総合病院をご紹介のうえ、適切な治療を受けていただきます。
内視鏡スコープの洗浄について
当院では、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに基づき、使用した内視鏡スコープを患者様ごとに最新の自動洗浄消毒装置で確実に洗浄・消毒しております。
このため、ピロリ菌や各種ウイルスなどの感染リスクはございません。安心して検査をお受けいただけます。