
Proctology
肛門科

Concept
肛門疾患に対する当院のコンセプト
当院では、肛門の疾患を診るだけでなく、口から始まる消化器全体を考慮した診療を大切にしています。肛門は消化管の出口であり、便の性状がその健康に大きく影響するため、排便コントロールを最も重要視しています。
診療方針
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安全性の最優先:手術の際は、患者様の安全を第一に考えます。
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痛みの少ない治療:できる限り痛みを抑える治療を心がけます。
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肛門機能と整容性:機能を損なわず、見た目も考慮した治療を行います。
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再発の防止:再発リスクを最小限に抑えるための治療を目指します。
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短期入院:患者様の負担を減らすため、可能な限り短期間の入院で治療を完結させます。
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全身の健康管理:肛門疾患だけでなく、がんや生活習慣病など、他の重要な疾患も見逃さないよう、全身を診察します。
 
Symptoms
主な症状

痔にはいくつかの種類があり、それぞれ症状が異なります
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内痔核:直腸の粘膜下にできるため、初期には痛みはありませんが、排便時に出血することがあります。進行すると肛門から脱出したり、外痔核を併発して痛みが出たりすることもあります。
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血栓性外痔核:肛門の皮膚の下に突然血の塊(血栓)ができ、強い痛みを伴います。
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嵌頓痔核:脱出した痔核が肛門の筋肉に締めつけられて、うっ血し、赤黒く腫れ上がった状態です。激しい痛みを伴います。
 
内痔核(いぼ痔)

痔ろうは、肛門の周囲に膿の出る穴(ろう管)ができる病気です
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肛門の周囲から膿が出てくる。
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膿の出口が塞がると、痛みや発熱を伴うことがある。
 
痔ろうは、膿が通る道(ろう管)の形によって4種類に分けられますが、どのタイプも薬だけでは治りにくく、手術による治療が基本となります。また、男性に多く見られます。
痔ろう(あな痔)

裂肛は、便秘などで硬くなった便によって肛門の皮膚が切れる病気
女性に多く見られ、排便時の強い痛みが特徴で、この痛みを避けるためにトイレを我慢すると、さらに便が硬くなり症状が悪化してしまいます。この悪循環が続くと、傷が深くなり、肛門が狭くなることもあります。
軽症の場合は自然に治ることもありますが、まずは便秘の改善が重要です。症状がひどい場合には手術も検討します。
