耳や鼻、のどに違和感があると、風邪と似たような症状が出る場合もあります。
風邪かなと思う症状でも、ぜひ耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
耳鼻咽喉科で風邪の診療を受けていただくと、喉や鼻が実際どのような状態なのかを専門家として正確に見極めることができるため、投薬だけでなく、患部を直接観察して治療することができます。

耳鼻咽喉科では専門器具を用い、鼻の穴から喉の奥まで細かく観察できます。
また、炎症が周りに及んでうみが溜まっているような場合は必要に応じて直接処置します。
気になる症状がある方は、ぜひ当院にご相談下さい。

case1　小さなものの誤飲
気管に異物をつまらせるケースで一番多いのはピーナッツです。
患者様のほとんどが幼少児ですので、ピーナッツは子供の自由にならない場所に保存しましょう。
そして、もし子供がこっそりピーナッツを食べているのを見つけても怒ってはいけません。びっくりさせたり、慌てさせたりすると間違えて気管に入ってしまいます。

case2　鼻や耳に異物をつまらせる
さらに、こどもは鼻や耳に物をいれることがよくあります。
鼻にはパチンコ玉、豆、丸めたちりがみ、駄菓子のおまけ（メーカーを非難するわけではありません）などです。
そのままにしておくと蓄膿になります。臭い鼻水がでたら耳鼻科へどうぞ。
耳には物以外に昆虫が入る事があります。

case3　耳の奥をつつく
その他、外傷により鼓膜が破れる場合、原因としては、耳かきやマッチ棒でつつかれたり平手打ちをうけたりというのが多いです。
ご家庭で気を付けていただくことで、こういった状況を未然に防ぐことができます。

Q よく耳にするピーエムって何ですか？
A ピーエムはμmのおおきさの小さな粒子のことです。
工場の煤や排煙、風で舞う土（黄砂など）、車の排ガスなどの大気汚染物質です。
これを吸い込むと強いアレルギーを引き起こします。特に小さなお子さんにはリスクが高くいろいろな健康被害を引き起こします。
予防は室内にいることが基本で、手洗いうがいやマスクなどが必要です。
どうかご用心下さい。

Q ハウスダストっていったい何ですか？
A ハウスダストでアレルギーをおこすのはチリダニ（ヒョウダニ）でそのフンや死がいです。
通年性の鼻炎やぜんそく、アトピーなどの原因となります。ひどい時は治療も必要です。
予防のためにも一つここはお掃除を頑張ってみませんか。

Q 鼻がつまるのどんなときですか？
A 鼻の穴に比べて鼻の中（鼻腔）はとても広いものです。そして、左右の鼻腔の中に三つの骨（鼻甲介）が垂れ下がっています。この鼻甲介粘膜がはれあがった時、鼻づまりが起こります。
 

Q 男性特有の変声期はなぜ起こるのですか？
A ADAM’S APPLE（アダムのりんご）とはのどぼとけのことで、アダムがりんごをかじった時のどにひっかかり、のどぼとけができ以後声がひくくなったと言われています。
そして、男性の喉頭が前後左右に拡大成長し、声帯ものびるのに対し、女性の喉頭は前後左右にのびず共鳴腔が拡大するだけだから変声期は男性特有なのです。

Q 耳鏡や鼻鏡はどんな道具ですか？
A 耳鏡は小さい耳の穴を見るための金属の筒です。
鼻鏡は鼻の穴を広げる金属のピンセットのようなものです。
どちらも～鏡と呼んでいますが、これらの道具には鏡は付いていません。
ところがのどを見る喉頭鏡には小さな鏡が付いています。
そのほかには医者が頭に着ける額帯鏡には鏡が付いていますし内視鏡にはついていません。考えると不思議ですね。

Q 耳鼻科のピンセットが曲がった形なのはなぜですか？
A 耳鼻科のピンセットは、手で持つところのピンセットの先の高さが違えてあるのですが、
それは耳や鼻の中は狭いので、覗くときにピンセットを持つ手が邪魔にならないようにするためです。