山口県とは？
山口県は、本州の最西端に位置する県です。県庁所在地は山口市、人口は約128万人、面積は約6,113平方キロメートルです。

山口県には、19の市町があり、萩市や長門市を中心とした北部、岩国市を中心とした東部、山口市を中心とした中部、下関市を中心とした西部の4つのエリアに分けられます。

それではまず、山口県の有名なスポットを紹介します。

唐戸市場：下関市にある卸売市場です。地元の漁師が獲ったあるいは育てた魚を直接販売するという、全国的にも珍しい販売形態をとっています。週末と祝日には、飲食イベント「活きいき馬関街」が開催されており、寿司や海鮮丼などできたての魚料理が堪能できます。

湯田温泉：山口市にある「白狐（びゃっこ）が見つけた」という言い伝えが残る温泉です。風情ある施設や旅館が建ち並ぶほか、駅前や公園などの全7ヶ所で足湯・手湯も楽しめます。

錦帯橋：岩国市にある木造橋で、日本三名橋の1つに数えられます。清流・錦川に架かっており、全長は約200mです。五連のアーチを描くこの橋は、世界的にも珍しいものとなっています。

ここからは、山口県の産業や文化などについてみていきましょう。

山口県の山陽側（瀬戸内海側）には多くの工場があり、鉄鋼・石油・化学製品などの基礎素材型産業メーカーを中心に、輸送用機械メーカーまでもが集結しています。

山口県は水産業が盛んなことも特徴であり、特に下関市はふぐの取扱量日本一として有名です。市内の「彦島」にある「南風泊市場（はえどまりしじょう）」は、全国でも珍しいふぐに特化した卸売市場であり、この市場では「袋セリ」という独特な方法でセリが行われています。

文化面では、幕末から明治維新にかけて多くの偉人を輩出したことで有名です。萩市は「明治維新胎動之地」とされており、市内には吉田松陰を祀る「松陰神社」が、さらにその敷地内には吉田松陰が主宰した私塾である「松下村塾」が現存しています。また、近代から現代には、初代内閣総理大臣をはじめ、これまでに8人もの内閣総理大臣を輩出してきました。

生活環境としては、瀬戸内海に面した温暖な気候と自然災害の少なさが特徴として挙げられます。新幹線の停車駅が5駅あり、日本各地へのアクセスが良好なのも暮らしやすいポイントです。

ふぐをはじめとする食文化、歴史的文化、そして暮らしやすさなど、山口県には様々な魅力があります。


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