
専門外来
加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)外来
当院ではOCTや造影検査で正確に診断し、抗VEGF薬(硝子体注射)による最新の治療を行っています。治療内容はできるだけわかりやすく丁寧に説明しています。

●加齢黄斑変性症とは
黄斑部は、物を見るためにもっとも重要な網膜の中心部分です。加齢黄斑変性は、この黄斑部の働きが低下する病気で、「中心がぼやける」「暗く見える」「ゆがんで見える」などの症状が現れ、進行すると大きく視力が落ちることもあります。
欧米では中途失明の主な原因となり、日本でも失明原因の上位に入っています。患者さんは60歳以上に多く、男性や喫煙者に発症しやすい傾向があります。
●加齢黄斑変性の治療
抗VEGF薬注射(硝子体注射(しょうしたいちゅうしゃ))
加齢黄斑変性には、VEGF(血管内皮増殖因子)という物質が関わっており、その働きを抑える薬が近年開発されています。この薬を眼の中に注射することで、新生血管の増殖や 成長を抑える治療が可能になっています。
※効果には個人差があり、症状により適した治療法は異なります。当院では硝子体注射を含め、適切な治療方針をご提案します。
●加齢黄斑変性の治療にかかる費用
この治療は健康保険が適用されます。
費用の目安は以下のとおりです。
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70歳以上
1割負担:約12,000円以下
3割負担:約44,400円以下 -
70歳未満(3割負担)
約55,000円
白内障手術
●白内障とは
白内障は、目の中の水晶体(レンズ)が濁り、視力が低下して物がかすんだりぼやけて見える病気です。
●白内障の自覚症状
白内障の主な症状には、次のようなものがあります。
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明るい場所がまぶしい
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物がぼやけたりかすんで見える
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メガネやコンタクトでも文字が読みにくい
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目が疲れやすい
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色がくすんで見える
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視力が安定しない など
●白内障の予防
白内障があっても日常生活に支障がなければ、点眼薬で進行を遅らせる治療を行います。ただし、この点眼薬はあくまで進行予防で、白内障を元に戻したり完全に止めたりすることはできません。
一方、白内障が進行して視力低下やまぶしさで生活に不便が出ている場合は、症状やご希望を伺いながら手術の必要性を一緒に検討します 。
●当院での白内障手術
当院の白内障手術は、点眼麻酔とテノン嚢下麻酔で痛みを極力抑えて行います。手術時間は通常15分ほどです。
●手術の流れ
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眼球を切開し、水晶体の前のうを開く
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水晶体を超音波で砕いて吸引
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眼内レンズを固定
●費用について
白内障手術は健康保険が適用され、
・1割負担:約15,000円
・3割負担:約45,000円
(※片眼の目安。状態により変わる場合があります)
●手術給付金
加入中の生命保険・医療保険によっては、手術給付金が支給されることがあります。
白内障の手術に関するQ&A
Q
手術は痛いですか?
A
点眼麻酔と局所麻酔を行うため、痛みを感じる方はほとんどいらっしゃいません。
Q
日帰り手術はできますか?
A
可能です。
Q
手術に健 康保険は適用されますか?
A
白内障手術(水晶体再建術)は保険適用です。※ただし、治療内容によって保険適用外の場合もあります
Q
A
術後はどのくらいの頻度で受診が必要ですか?
「翌日 → 2~3日後 → 1週間後 → 2週間後 → 1か月後」
経過が順調なら間隔を広げていきます。調子が良くても定期受診は必須です。
Q
術後に気をつけることは?
A
術後は点眼を続け、目をこすらないよう注意してください。痛みや急な視力低下があれば早めに受診を。
眼瞼けいれん
●眼瞼痙攣(がんけんけいれん)とは
眼瞼けいれんは、まばたきを行う眼輪筋が勝手に収縮し、まぶたが開けにくくなる病気です。初期はまぶしさや目の乾き、まぶたのピクピクなどドライアイに似た症状が出ます。進行するとまぶたが重くなって開けにくくなり、ひどい場合は目を開けていられなくなることもあります。
●眼瞼けいれんの治療
眼輪筋の数カ所にボツリヌス毒素を少量注射して、けいれんを抑える治療です。ボツリヌス毒素は筋肉への神経伝達を弱め、筋肉をやわらげる作用があります。実績があり、副作用も少なく安全性の高い治療です。
使用する量はごく少量で、中毒の心配はありません。治療時間も短く、身体への負担も軽いのが特徴です。
効果は通常3〜4か月持続し、必要に応じて再度注射を行います。
花粉症外来(2月~10月)
花粉症の時期は「目を洗いたいほどつらい」と感じる方も多いものです。当院では、目のかゆみを抑える点眼薬や内服薬、鼻水やくしゃみ用の点鼻薬も処方しています。アレルギー検査(採血)にも対応していますので、気軽にご相談ください。

●季節別 花粉の種類
春(樹木)
花粉症が最も多い季節…スギ、ヒノキ、シラカバ、ハンノキなど
夏(イネ科)
遅れて花粉症が出る人はこの季節が原因のことも…カモガヤ、ハルガヤ、スズメノテッポウなど
秋(キク科)
風邪と勘違いしやすい時期…ヨモギ、ブタクサ、カナムグラなど
●花粉症治療
花粉症は原因となる花粉によって症状や発症時期が異なるため、効果の出る薬や副作用の程度も人それぞれです。当院では、生活スタイルや希望に合わせて適切な薬を一緒に選びます。
すでに花粉症と診断されている方は、花粉が飛ぶ少し前から薬を使うと症状を抑えやすくなります。
例:スギ花粉症は 2月上旬頃から の予防が有効です。
花粉が本格的に飛び始める前の、早めの受診 をおすすめします。
●アレルゲン(原因物質)検査
当院では、採血によるアレルゲン検査が可能です。原因となる物質がわかると、症状が出やすい時期の予測や適切な対策がしやすくなります。予防や重症化を防ぐためにも、一度原因を調べてみることをおすすめします。