
白内障手術
安心と精密な手技で、クリアな視界を取り戻す

白内障手術は、濁ってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入することで、視力回復を目指す手術です。
当院では、患者様の負担をできるかぎり抑え、安全かつ精密な手術を心がけております。
手術の流れ
1.準備
患者様は手術用の椅子に座り、ゆっくりと水平に近い状態になります。
2.消毒とドレーピング
手術する目を丁寧に消毒し、目の周りだけが開いた清潔なシートで顔全体を覆います。
3.顕微鏡の設置
手術用顕微鏡を左目の真上に設置し、術者は患者さんの左側に座ります。
4.角膜切開
顕微鏡で拡大した視野のもと、まず幅1mmの特殊なナイフで角膜の周辺部を小さく切開します(例:5時の位置)。次に、幅2.3mmのナイフでさらに別の箇所(例:3時の位置)を切開します。これらの切開創は、眼内レンズを挿入するための入り口となります。
5.前嚢切開
白内障で濁った水晶体の表面にある膜(前嚢)に、丸い窓を開けます。
6.水晶体核の分割と除去
超音波乳化吸引装置という特殊な器具と、もう一方の手に持った小さな器具を連携させ、硬くなった水晶体の核に切れ込みを入れ、通常4つに分割します。その後、それぞれの断片を超音波で細かく砕きながら吸引していきます。
7.皮質の除去
核が取り除かれた後に残る、柔らかい皮質と呼ばれる部分も丁寧に吸引して除去します。
8.眼内レンズの挿入
あらかじめ専用の器具(カートリッジ)にセットされた眼内レンズを、2.3mmの小さな角膜の切開創を通して、水晶体があった場所に挿入します。
9.眼内レンズの固定
挿入された眼内レンズには小さな支持部(足)が付いており、眼内で自然に広がり、安定した位置に固定されます。
10.創口の閉鎖
最初に作成した小さな角膜の切開創は、非常に小さいため縫合する必要はなく、眼内の水分圧によって自然に閉じます。
11.手術終了
最後に眼帯を装着し、患者様は体を起こして手術室から移動します。
