主な疾患
Diseases
内科の主な疾患
インフルエンザ
高熱、頭痛、筋肉痛、咳などを引き起こすウイルス感染症です。通常の風邪より症状が急激で重く、体力のない方では重症化することもあります。迅速検査による早期診断と適切な治療が重要です。
糖尿病
血糖値が慢性的に高くなる病気です。初期には自覚症状が少ないため、定期的な検査での早期発見が重要です。生活習慣の見直しや薬物療法により、合併症を予防します。
脂質異常症
血液中のコレステロールや中性脂肪が基準より高い、あるいは善玉コレステロールが低い状態です。動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があるため、早期の対応が必要です。
高血圧症
血圧が慢性的に高い状態で、脳卒中や心疾患、腎障害のリスクを高めます。自覚症状がないことも多いため、定期的な血圧測定と生活習慣の見直しが大切です。
消化器内科の主な疾患
消化器がん
胃がんや大腸がんなど、消化管に発生するがんの総称です。早期には自覚症状が少ないこともあり、定期的な検査が重要です。早期発見・早期治療で予後が大きく変わります。
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流し、胸やけやのどの違和感、咳などを引き起こす病気です。生活習慣や食事内容の見直し、薬による治療で症状の改善が期待できます。
急性胃腸炎
ウイルスや細菌感染により、腹痛・下痢・吐き気などの症状を起こす疾患です。脱水予防が大切で、症状に応じた適切な治療を行います。
ピロリ菌感染
ヘリコバクター・ピロリ菌が胃に感染することで、慢性胃炎や胃がんの原因になります。検査と除菌治療によりリスクを減らすことができます。
循環器内科の主な疾患
狭心症
心臓の筋肉に酸素を送る冠動脈が狭くなり、一時的に胸の痛みや圧迫感が起こる病気です。労作時に症状が出ることが多く、放置すると心筋梗塞に進行するおそれがあります。
心筋梗塞
冠動脈が詰まり、心筋への血流が止まることで心臓の一部が壊死する状態です。激しい胸痛、冷や汗、呼吸困難などが現れ、早急な治療が必要です。
頸動脈狭窄
脳へ血液を送る頸動脈が動脈硬化などで狭くなった状態です。無症状のこともありますが、進行すると脳梗塞の原因になるため、早期発見が重要です。
腎動脈狭窄
腎臓へ血液を送る腎動脈が狭くなり、高血圧や腎機能障害を引き起こす疾患です。難治性高血圧の背景にこの病気が隠れていることもあります。
呼吸器内科の主な疾患
扁桃炎
のどの奥にある扁桃が細菌やウイルスにより炎症を起こす病気です。のどの痛み、発熱、飲み込みづらさが主な症状で、抗生物質などで治療します。
咽頭炎
のどの奥（咽頭）が炎症を起こす病気で、風邪の一症状として多く見られます。のどの痛み、発熱、咳などが起こります。
気管支喘息
気管支が慢性的に炎症を起こし、咳や喘鳴（ぜんめい）、呼吸困難が繰り返される病気です。季節や環境の変化で悪化することがあり、継続的な管理が必要です。
肺がん
肺にできる悪性腫瘍で、喫煙歴がある方に多く見られます。初期は無症状のこともあり、咳や痰、血痰、胸痛などが現れたときには進行していることもあります。
小児科の主な疾患
RSウイルス感染症
乳幼児に多い呼吸器感染症で、咳や鼻水、発熱が見られます。重症化すると細気管支炎や肺炎を引き起こすことがあり、特に生後6か月未満では注意が必要です。
急性中耳炎
風邪に続いて発症することが多く、耳の痛みや発熱、ぐずりが見られます。乳幼児は症状をうまく伝えられないこともあるため、注意深く観察することが大切です。
胃腸炎（ウイルス性）
ノロウイルスやロタウイルスなどが原因で、嘔吐、下痢、発熱などを伴います。脱水に注意し、水分補給と安静が基本の治療になります。
溶連菌感染症
発熱やのどの痛み、発疹を伴う細菌感染症で、幼児から学童期の子どもに多く見られます。抗生物質での治療が必要で、早期の診断と適切な服薬が重要です。