脳神経外科

脳卒中は2020年の段階で日本人の死因第4位に位置し、言語障害、運動麻痺など後遺症が残る可能性が高く、早期の診断や治療が重要な疾患群です。『脳梗塞』と、『脳出血』や『くも膜下出血』に分けられ、それぞれの疾患に応じた治療が必要です。

​動脈硬化や血管奇形などが基礎となり、血管の破損を起こし出血をすることで脳を損傷する病気です。血圧管理や安静が第一選択となります。

主には動脈瘤（血管にできる瘤）が破裂することで脳を損傷する病気です。適切に診断、加療に努めています。未破裂（無症候性）脳動脈瘤に対しては、患者さまの御意見と最新の知見をあわせて治療の方向性を決定しています。

血圧管理や安静が第一選択となります。出血量や症状に応じて外科的治療を考慮します。外科的治療は開頭術（出血量に応じて頭蓋骨を開けて血腫を除去する手術）や、穿頭術（頭蓋骨に小さな穴をあけて血腫を除去する手術）があります。

アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管障害型認知症、前頭側頭葉変性症など一般的な認知症の他、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫、脳腫瘍等の外科的治療が可能な二次的な認知症、甲状腺機能低下症など内科的疾患に伴う認知症など原因は様々です。