墓石・記念碑・建築石材の製作から彫刻・施工まで

当社の歩みは、私の祖父・利之助が山形県東村山郡天童町で、小さな店舗を構え、石の彫刻や石積み作業、鍵の製作を行うことから始まりました。その後、二代目である父・理一郎が決意を新たに北海道へ渡り、多くの困難を乗り越えながら石工職人としての技術を磨き、日鋼室蘭（日本製鋼所室蘭製作所）でその腕を認められ勤務しました。

戦時中、父は戦地に赴くことなく、終戦後の1945年から1964年まで室蘭市内の石材店で勤務しました。そして1965年、自らの力で独立し、現在の場所に中川石材店を創業。創業当初は墓石の加工にとどまらず、間知石などを用いた石積みを含む幅広い石材加工や石工事を手掛けていました。特に1970年に室蘭市営望洋台霊園が開園したことを契機に、夏場は非常に忙しくなり、冬には墓石の生産を進めるなど、一年を通じて工場が稼働する状態が続きました。

1986年、父の他界を機に私が3代目として後を継ぎ、同時に事業を法人化し代表取締役に就任しました。職人としてのこだわりを大切にし、施工の細部に至るまで丁寧に対応することを心掛けております。また、売上優先ではなく、お客様にご満足いただけるサービスを追求する姿勢を守り続けています。

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代表取締役会長 中川 利光