
口腔ケア指導
口腔ケア指導は、単に歯を磨くだけでなく、日常的な生活習慣を改善することに重点を置いた指導が行われます。これにより、虫歯や歯周病の予防はもちろん、全身の健康にも良い影響を与えることができます。
※ここでは一般的な口腔ケア指導について記載しています。

1. 歯磨きの正しい方法

・歯ブラシの選び方
自分の歯茎や歯の状態に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。柔らかめの毛先を選ぶことで、歯茎を傷つけることなく、効果的に歯垢を取り除けます。
・歯磨きの基本技術
歯磨きの際は、歯の表面を優しく磨くことが大切です。特に歯と歯茎の境目を重点的に磨くことが重要です。磨き方としては、軽く小刻みに動かす方法(バス法)が効果的です。
・時間をかけて磨く
歯磨きは少なくとも2分程度行うことが推奨されます。歯全体を均等に磨くことで、磨き残しを防ぎます。
2. フロスや歯間ブラシの使用
・フロスの使い方
歯と歯の間に歯垢が溜まりやすいので、フロスを使って丁寧に掃除します。フロスを軽く歯間に通し、上下に動かして歯垢を取り除きます。

・歯間ブラシの使用
歯と歯の間が広い場合や、フロスが使いづらい部分には歯間ブラシを使うと効果的です。歯間ブラシを優しく通して、歯間に溜まった汚れを取り除きます。
3. 舌の清掃
舌の表面にも細菌が繁殖するため、舌苔(ぜったい)が付くことがあります。舌ブラシを使って軽く舌を磨くことを指導する場合もあります。舌の清掃により、口臭の予防にもつながります。
4. 歯磨き剤(歯磨き粉)の選び方

歯磨き粉は、フッ素を含むものを選ぶことが大切です。フッ素は歯を強化し、虫歯予防に役立ちます。また、歯周病予防に特化したものや、ホワイトニング効果のあるものなど、自分の目的に合わせて選ぶことが重要です。
5. 定期的な歯科検診の重要性

口腔ケアを徹底していても、定期的に歯科医院でプロフェッショナルのチェックを受けることが大切です。歯石やプラークの除去、歯茎の状態の確認、早期に発見できる虫歯や歯周病のチェックなど、自己ケアだけでは難しい部分をフォローできます。
6. 食生活の改善

健康的な食生活が口腔内の健康にも影響を与えます。砂糖を多く含む食べ物や飲み物は、虫歯や歯周病の原因となるため、できるだけ控えめにすることが勧められます。また、食後の水分補給やガムを噛むことなどが、口腔内の乾燥を防ぎ、歯垢の蓄積を減らします。
7.口腔乾燥の予防
口腔内が乾燥すると、唾液の分泌が減り、虫歯や歯周病のリスクが高まります。十分な水分摂取を心がけるとともに、口の中を乾燥させないように意識しましょう。
8. 喫煙と口腔ケア
タバコを吸うことは、歯周病や口臭の原因となるほか、口腔内の健康を悪化させます。禁煙や減煙の推奨、また喫煙後の口腔ケアを指導することもあります。
9. 特別な口腔ケア(高齢者や障害者向け)
高齢者や障害を持つ方には、特別な口腔ケアが必要です。歯ブラシやフロスが使いづらい場合には、口腔ケア用具を利用して、手助けすることが重要です。
10. 子供向けの口腔ケア

子供には、歯が生え始めた頃から口腔ケアを始めることが大切です。子供向けの歯ブラシや歯磨き粉を使い、楽しく歯磨きの習慣をつけさせることが予防に繋がります。
当日予約可・電話予約可
tel.0182-38-8120
秋田県横手市大森町字湯の島243-1
駐車場あり
【アクセス】JR奥羽本線・飯詰駅車で約25分

