地下タンク施設の安全と精度を維持

地下タンクの腐食防止と燃料計量器の精度維持は、施設の安全管理と経営の両面において、決して軽視できない重要な要素です。これらの問題は、放置すれば重大な事故や経済的損失につながる可能性も孕んでいます。
FRPライニング工事
地下タンクの延命と漏洩防止
地下タンクは、経年劣化により腐食し、漏洩の危険性があります。FRPライニング工事は、タンク内面にFRP(強化プラスチック)を被覆することで、腐食を防止し、タンクの寿命を延ばします。
なぜ地下タンクは腐食するのか?
地下タンクは、常に土壌や地下水にさらされており、様々な要因によって腐食が進行します。
電気化学的腐食
土壌中の微生物や化学物質が、タンクの金属部分と反応し、腐食を引き起 こします。
物理的腐食
地震や振動などによる外部からの衝撃が、タンクの表面を傷つけ、腐食を促進します。
化学的腐食
酸性雨や融雪剤などが、タンクに付着し、腐食を引き起こします。
FRPライニング工事
地下タンクの延命と漏洩防止の切り札
FRPライニング工事は、地下タンクの腐食を防止し、寿命を延ばすための有効な手段です。FRP(強化プラスチック)をタンク内面に被覆することで、腐食の原因となる物質との接触を遮断し、タンクの強度を高めます。

FRPライニングのメリット
タンクの剛性向上
高い強度と剛性 を持ち、タンクの変形を防ぎます。
タンクの長寿命化
FRPライニングを施すことで、タンクの寿命を大幅に延ばすことができます。
腐食・漏洩の防止
耐薬品性に優れており、様々な腐食性物質からタンクを保護します。
大幅なコストダウン
タンクの入替工事に比べて、FRPライニング工事は大幅なコストダウンが可能です。
電気防食工事
地下タンクや埋設油配管に施された塗覆装は、腐食環境と絶縁する役割を担っていますが、その塗覆装の役割を補完する腐食防止対策の一つが「電気防食」です。
配管・地下タンクが土間鉄筋と電気的につながると電位の高い鉄筋→配管・地下タンク→土中→鉄筋に電流が流れ、塗覆装が劣化した所にマクロセル腐食が発生。外部の電源から逆に微弱電流を流し続け、腐食の進行を止めます。
電気防食工事は、地下タンクや埋設油配管に人為的に継続して直流電流を流すことで、電気的化学反応である腐食を防止する方法です。
さらに、FRPの施工ができない薬品関連会社や印刷会社などにも対応が可能となっております。

地下タンク休止・廃止工事
工場・病院・ホテル等の地下タンク施設の廃止に伴って使用しなくなった地下タンクは、所轄消防様へ申請し、廃止工事を行う必要があります。
当社では、所轄消防様との協議・申請から地下タンクの廃止工事を承っております。所轄消防の指示に従って、撤去・水入れ・砂入れによる廃止工事を実施いたします。

計量器流量検定
正確な計量で信頼性向上
燃料油メーターの流量誤差は、お客様からの信頼を失うだけでなく、利益にも影響します。定期的な流量検定で、正確な計量を維持し、お客様からの信頼を得ましょう。
計量法による義務
燃料油メーターは、計量法により検定期間が定められています。
(ガソリンスタンド定置式は7年、灯油の移動販売などは5年)
まずはお気軽にご相談ください
地下タンクのFRPライニング工事、計量器流量検定に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。