水道から水が出ない原因は?対処法を解説

水道の蛇口から水が出ないと、生活が非常に不便になります。水が出ないことに気が付くのは、前日まで水が出ていたので朝使おうとしたら出ない場合や、マンションなどの集合住宅への転居当日に水が出ないことに気づく場合などがあげられるでしょう。
水道から水が出ないのには原因があります。原因に合わせた対処法を行うのが、なるべく早くトラブルを解消するためのポイントです。そこで本記事では、水道の水が出ないときのチェックポイントについて解説するとともに、原因に合わせた対処法についてお伝えします。
【まずは確認】突然水が出ないときのチェックポイント
水道から水が出ない場合、パニックになりがちですが、冷静に原因を特定することが重要です。以下の7つのポイントを順番にチェックすることで、問題の原因を効率よく見つけられます。
水道の蛇口から水が出ないことに気が付いたときには、確認すべきポイントがあります。詳しく見ていきましょう。
他の蛇口からも水は出ないか?
まず、トラブルが発生した蛇口以外の水栓もチェックしましょう。キッチン、洗面所、お風呂場など、家中のすべての蛇口で水が出ないかを確認してください。一箇所だけなら蛇口の部品故障、複数箇所なら配管や給水システム全体の問題と判断できます。
水とお湯どちらも出ないか?
給湯器から供給されるお湯だけが出ない場合は、給湯器の故障が疑われます。一方、水とお湯の両方が出ない場合は、給水管自体に問題がある可能性が高くなります。この確認により、修理依頼先を給湯器業者か水道修理業者かを判断できるでしょう。
異音や振動はないか?
蛇口から水が出ないときに、「シュー」「ゴゴゴ」といった異音や、水道管の振動がないか耳を澄ませてみましょう。これらの音が聞こえる場合、配管のどこかで水漏れや詰まりが発生している兆候かもしれません。
異音の種類によって原因が推測できることもあります。「シュー」という音は水漏れ、「ゴゴゴ」という音は配管内の詰まりや空気の混入が考えられます。
近所で断水は起きていないか?
元栓が開いているにもかかわらず、水が出ない場合には、地域で断水をしているかもしれません。水道工事などが実施されていると一時的に断水することがあるため、お知らせ等がないかをチェックしましょう。
断水等の予定がない場合は、近隣で水道関連の事故が起こっている可能性があります。管理会社や水道局に確認するとよいでしょう。
近隣住民に状況を確認したり、自治体の公式サイトやSNSで断水情報をチェックしたりすることも有効です。
止水栓・元栓はしまっていないか
最初に確認しておきたいチェックポイントは、水道の元栓です。止水栓とも呼ばれており、水道メーターの手前にあるバルブを回すことで、元栓を開けます。
転居時や水道関連の工事や点検が行われている場合には、元栓が閉まっていることがあるため、水が出ないときは、まず元栓を確認してみましょう。
戸建住宅の場合は道路沿いの水道メーター付近に、マンションの場合は玄関前や共用部分に止水栓があります。バルブが時計回りに回っている場合は閉まっているため、反時計回りに回して開けてください。
水道管が凍結していないか?【冬場は重要チェック】
一般的には、水道管が凍結するのは、以下のような場合と言われています。
- 気温がマイナス4度以下になる
- 氷点下の日が続く
- 気温が下がりやすい場所に水道管がある
上記のような条件を満たす地域として、北海道や新潟などの寒い地域が挙げられるでしょう。こういった地域では、水道管が凍結することがあります。
特に北側の外壁沿いや風通しの良い場所にある給水管は凍結しやすく、朝方に水が出なくなることが多いでしょう。
水道料金の未払いはないか
元栓も開いており、断水や水道関連の事故などもない場合は、水道料金が未払いとなっている可能性があります。転居前に水道局への申請を忘れている場合も、転居時点で使用できません。
また、料金の引き落としを行っている口座が残高不足の場合、水を止められてしまうことがあります。蛇口から水が出ない場合には、料金の支払いについても確認しましょう。
水道料金の滞納が続くと、事前通知後に給水停止となります。心当たりがある場合は、すぐに水道局に連絡して支払い手続きを行いましょう。
【原因別】水道から水が出ないときの対処法
水道から水が出ない原因を特定したら、適切な対処法を実行することが大切です。ここでは、最も多い12の原因別に対処法を詳しく解説します。
水道から水が出ない時の対処法には、さまざまなものがあります。ここでは対処法について、原因別にお伝えします。
蛇口のフィルター(泡沫キャップ)の詰まり
蛇口の吐水口に取り付けられている泡沫キャップ(フィルター)は、水に空気を混ぜて泡沫状にする機能があります。このフィルターには、ゴミや砂、水道水のミネラル分などが蓄積しやすいため、定期的な清掃が必要です。
問題の解決方法として、まず泡沫キャップを反時計回りに回して外し、内部のフィルターを歯ブラシなどで丁寧に掃除します。汚れがひどい場合は、クエン酸やお酢を入れた水に数時間浸け置きすると、こびりついた汚れも落ちやすくなるでしょう。
掃除後は、しっかりと元に戻して水が出るか確認してください。フィルターの掃除は月に一度程度行うことで、水の出を良い状態に保つことができます。
ストレーナーの詰まり
ストレーナーとは、水道水に含まれる錆びや小さなごみを取り除くための部品です。網目状になっているため、錆びやごみ、汚れによって目詰まりを起こすことがあります。
ストレーナーの目詰まりが原因で水が出ない場合には、詰まったごみを取り除かなければなりません。歯ブラシや楊枝などを使って、丁寧にごみや汚れを除去しましょう。
水が出ない原因がストレーナーにあるかどうかは、ストレーナーを外して確認しなければ分かりません。蛇口の取扱説明書などを参考にストレーナーを外しましょう。ごみや汚れが溜まっていたら、網目を壊さないように優しくゴミを取り除きます。
ただし、システムキッチンなどに使用されるシングルレバーの蛇口の中には、ストレーナーが取り外しできないタイプがあります。その場合には、泡沫キャップを外してゴミや汚れを取り除きましょう。
作業前には必ず止水栓を閉めて、部品を紛失しないよう注意深く作業を進めることが重要です。
スパウト(蛇口の首部分)の詰まり
スパウトは、蛇口本体から蛇口先端の吐水口へつながる細長いパイプです。スパウトの中に水道水に含まれる汚れや金属が溜まることで、詰まりを起こすことがあります。また、左右に動かして水の位置を変えられる部分のため、動かす頻度が多いことから水漏れが起きやすい部分でもあります。
スパウトに溜まったごみが原因で水が出ない場合は、付着したごみを取り除くと良いでしょう。ただし、スパウトもストレーナーと同様に、水が出ない原因がスパウトにあるかどうかは、スパウトを外して確認しなければ分かりません。
スパウトは、ボルトで蛇口本体に固定されているため、分解して取り外すことが可能ですが、取り外しや取り付けには注意が必要です。ボルトの固着や錆びによって、取り外す時に破損する可能性があります。そのため、スパウトの取り外しが難しかったり、不安があったりする場合は専門業者に依頼しましょう。
長年の使用により内部にミネラル分や錆が蓄積している場合、完全な清掃には分解が必要になることも多いため、DIYでの対処に限界があることを理解しておきましょう。
逆止弁の詰まり
逆止弁とは、蛇口の根元にある部品のことです。お湯と水を混ぜて使える混合水栓に、水の逆流を防ぐために取り付けられています。取り付け場所は、水栓のタイプによって異なり、水栓のすぐ後ろやシンク下などが挙げられるでしょう。
逆止弁による水道の詰まりは、水のなかに含まれる錆びや小さなごみが、逆止弁に引っかかるのが原因です。そのため、逆止弁に詰まったごみを取り除くことで、トラブルを解消できます。
ただし、逆止弁に詰まったごみをとるためには、蛇口を分解しなければなりません。蛇口の構造は想像以上に複雑なため、素人が分解するのは難しい可能性があります。分解作業に不安がある場合は、専門業者に依頼しましょう。
逆止弁の故障は水漏れにもつながる重要な問題のため、適切な診断と修理が必要になります。
給湯器の不具合
お湯だけが出ない場合は、給湯器の故障が原因として考えられます。給湯器のエラーコードをチェックし、取扱説明書で確認してください。一般的なトラブルとして、点火不良、給水フィルターの詰まり、給湯器内部の部品故障などがあります。
給湯器の電源を一度切って再起動することで解決する場合もありますが、安全面を考慮して専門業者による点検修理を推奨します。ガス給湯器の場合は特に、ガス漏れなどの危険性もあるため、無理な自己修理は避けるべきでしょう。
断水
計画断水の場合は事前に自治体から通知があるため、復旧予定時刻を確認して待機しましょう。突発的な断水の場合は、水道局や管理会社に連絡して状況を確認することが大切です。
断水時は給水車による応急給水が行われることもあるため、容器を準備しておくと良いでしょう。復旧後は初回の水には工事時の汚れが混入している可能性があるため、少し流してから使用することをおすすめします。
水道管の凍結
すぐに水道水を使う予定がない場合には、溶けるまで待つと良いでしょう。水道を早く使いたい場合は、蛇口や水道管にタオルを巻き、上からぬるま湯をかけたりドライヤーを当てたりして、ゆっくりと解凍するのがおすすめです。ただし、水道管に熱湯をかけると破裂することがあります。そのため、水道管が凍結した場合には、ぬるま湯を使用することが大切です。
なお、水道管が破損したり破裂したりしている可能性がある場合や、解凍したあとに水漏れが発生しているおそれがある場合は、専門の修理業者に相談しましょう。
屋外の配管カバーや保温材の設置により、今後の凍結を予防することも重要な対策となります。
水漏れが発生している
水が全く出なかったり、以前より水量が減ったと感じたりする場合は、目には見えない場所で水漏れが発生しているかもしれません。目に見えない水漏れの有無を確認するためには、水道メーターの横に設置されている止水栓のバルブを閉める必要があります。バルブを閉めても水道メーターが動き続ける場合は、水漏れが起こっている可能性があります。
水漏れの有無がわかったら、どこで水漏れをしているのか特定しましょう。考えられる場所は以下のとおりです。
- トイレ:便器やタンク付近を確認
- お風呂場:蛇口やシャワー付近を確認
- キッチン:蛇口やシンク下付近を確認
- 洗面所:蛇口やキャビネット内の給水管付近を確認
上記の場所を確認したうえで、専門業者に依頼するようにしましょう。
地下埋設管の水漏れは発見が困難なため、水道料金の異常な増加も水漏れのサインとして注意する必要があります。
水道管の劣化
水道管の経年劣化によって、水が出なくなることがあります。水道管の素材には、鉄管、鋼管、樹脂管があり、一般的な耐用年数は40年程度とされています。ただし、鉄管は40~70年前後、鋼管は15~20年程度といわれており、水道管の材質や使用環境によっても、劣化のスピードは異なります。
長年、水道管の交換をしていない場合は、水が出ない原因が劣化によるものかもしれません。水道管の劣化を見分ける方法には、以下のものがあります。
- 水の状態が以前と異なる
- 水漏れが発生している
- 自宅周辺から異臭がする
水道水の見た目が濁っていたり、においが気になったりする場合、水道管の劣化が原因かもしれません。また、味に違和感があったり、赤い水が出たりするのも老朽化のサインです。以前と異なる変化がある場合には、水道の専門業者に原因を調べてもらう必要があるでしょう。
配管の全面的な更新工事が必要になる場合もあるため、早期の点検診断が重要になります。
受水槽やポンプの故障(賃貸マンション・アパートなど)
集合住宅やマンションには、水の供給をスムーズに行えるよう、水を貯めておくための受水槽が設置されているところがあります。
集合住宅やマンションの受水槽や給水ポンプに不具合が発生すると、各住戸に水を送ることができません。また、受水槽は、給水と出水を繰り返すことで、一定の水量を維持できるようになっています。出水口に設置されているオーバーフロー管は、受水槽の調節弁の役割があり、故障すると受水槽の中の水があふれるトラブルが起こります。これも、水が出ない原因の一つです。
そのほかにも受水槽にはさまざまな部品が使われており、それらの一つでも故障することで、水回りのトラブルが起こります。多くの人に影響が出るため、10立方メートル以上の大きな受水槽は、定期点検が義務づけられています。故障した場合にも、専門業者による対応となるため、集合住宅やマンション一帯で水が出ないとなった場合は、管理人等に連絡するとよいでしょう。
【大家さん・管理会社への連絡が重要】
受水槽やポンプの故障は、建物の管理者が対応するべき問題です。住人が勝手に業者に連絡すると、費用負担をめぐってトラブルになる可能性があります。
まずは、状況を正確に伝え、指示を仰ぐようにしましょう。連絡する際は、いつからどのような症状が出ているか、どの範囲で水が出ないかなどを具体的に説明することが大切です。
【費用負担の考え方】
受水槽やポンプなどの共用設備の修理費用は、基本的に管理組合や大家さんが負担することになります。ただし、専有部分内の配管や蛇口の故障については入居者負担となる場合があるため、賃貸契約書で責任分界点を確認しておくことが重要です。
修理業者を勝手に呼んで作業を依頼した場合、費用負担でトラブルになる可能性があるため、必ず事前に管理者の承認を得るようにしましょう。
災害時(地震など)
地震や台風などの大規模な災害が発生すると、水道管が破損して広範囲で断水が起こることがあります。このような事態では、復旧までに相当な時間がかかることを覚悟しなければなりません。
災害が起きた際は、まず身の安全を確保し、テレビやラジオ、スマートフォンの情報で水道の状況を確認しましょう。断水が始まったら、無理に水道をひねらないことが大切です。
給水車が来る場合は、ポリタンクやバケツを持参して水を確保する必要があります。日頃から飲料水や生活用水を備蓄しておくこと、また、非常用トイレやウェットティッシュなど、水を使わずに済むアイテムを準備しておくことが重要です。
災害による断水は予測が困難なため、普段から防災意識を持ち、水の備蓄や代替手段の準備を心がけましょう。
水道修理を業者に依頼する場合の費用相場
水が出ないトラブルを自分で解決できない場合は、専門業者に依頼する必要があります。料金体系を理解しておくことで、適正価格での修理を受けることができるでしょう。
修理料金の仕組み
水道修理の費用は、主に基本料金(出張費・診断費)、作業費、そして部品代・材料費の3つの要素で構成されています。修理作業を依頼した際に発生する費用として、業者によっては出張費や見積もりが無料の場合もありますが、夜間や早朝の緊急対応では追加料金が発生することがあります。
作業費はトラブルの原因を特定し、修理を行うための技術料であり、作業内容によって費用は変動します。また、パッキンやバルブ、蛇口本体など、交換が必要になった部品や材料の費用も別途発生します。
原因別の費用相場一覧
水が出ないトラブルの原因によって、修理費用は大きく異なります。あくまで目安ですが、一般的な費用相場をまとめました。
|
修理箇所 |
修理内容 |
費用相談 |
|
キッチン |
パッキンなどの交換 |
5,000〜12,000円 |
|
蛇口の交換 |
17,000円~50,000円 |
|
|
洗面所 |
パッキンなどの交換 |
8,000~12,000円 |
|
蛇口の交換 |
18,000~55,000円 |
|
|
お風呂 |
浴室の蛇口交換 |
30,000~60,000円 |
|
排水管関連 |
配管の部分交換 |
20,000~300,000円 |
費用相場は、トラブルの状況や業者の料金設定によって変動します。正確な費用は、必ず事前に複数の業者から見積もりをとって確認しましょう。
緊急時に信頼できる水道修理業者の選び方
水が出ないトラブルが発生した際、信頼できる業者を選ぶことは適切な修理と適正価格での解決につながります。慌てず冷静に業者選定を行うことが大切です。
確認すべきポイント
信頼できる業者を見分ける上で、重要なポイントの一つが「水道局指定工事店」であるかどうかです。これは、各自治体が定める基準を満たしていると認定された業者で、一定の技術力と信頼性がある証拠と言えます。
また、電話での問い合わせや見積もり時に、料金体系について丁寧に説明してくれるか確認しましょう。後から追加料金を請求するような業者には注意が必要です。見積もりは必ず書面でもらい、内容に納得してから作業を依頼するようにします。
水道トラブルは時間を選びません。深夜や早朝にも対応してくれる業者であれば、緊急時にも安心して依頼できます。インターネット上の口コミサイトやSNSで、実際に利用した人の評判を調べてみるのも有効です。ただし、過度に良い評価ばかりのサイトや、不自然な口コミには注意しましょう。
修理後に再度同じトラブルが発生した場合に備えて、保証期間やサービス内容が明確に提示されているか確認します。保証があれば、万が一の時にも安心です。
業者に状況を伝える際のコツ
業者に連絡する際は、トラブルの状況、建物の種類、いつからトラブルが発生しているか、そして自分で行った対処をできるだけ正確に伝えることで、スムーズな対応につながります。
どの蛇口から水が出ないのか、水とお湯どちらも出ないのか、異音や水漏れはないかなど、まずは現状を具体的に説明しましょう。また、一戸建て、マンション、アパートなど、建物の種類を伝えます。マンションやアパートの場合は、受水槽方式かどうかを把握しておくと、話が早くなるでしょう。
「今朝から」「昨日から」など、トラブルが始まったおおよその時間を伝えることも大切です。さらに、「止水栓を閉めてみた」「フィルターを掃除してみた」など、すでに試した対処法を伝えておくと、原因特定の助けになります。
【今後のために】「水が出ない」トラブルの再発防止策
一度水が出ないトラブルを経験すると、次に同じような事態に陥らないか心配になるものです。日頃からできる簡単な対策を知っておくことで、トラブルの再発を防ぎ、安心して生活を送ることができます。
蛇口フィルターの掃除
泡沫キャップは月に1回程度取り外して清掃することで、詰まりを予防できます。中性洗剤を使用して汚れを除去し、歯ブラシで網目に詰まったゴミを丁寧に除去してください。清掃後は十分にすすいでから取り付けることが重要です。
古い建物では水道水中の不純物が多い場合があるため、清掃頻度を上げることも検討しましょう。フィルター自体の劣化が見られる場合は、新品に交換することで性能を維持できます。
浄水器の利用
浄水器を設置することで、水道水中の不純物や錆を除去し、配管や蛇口部品への負担を軽減できます。カートリッジの交換時期を守ることで、浄水性能を維持し続けることが可能です。
ビルトイン型や蛇口直結型など、使用量や設置場所に応じて適切なタイプを選択することが大切です。定期的なメンテナンスにより、長期間安定した性能を期待できます。
給湯器の定期点検
給湯器は年に1回程度の定期点検を実施することで、故障の早期発見と予防が可能です。フィルターの清掃、燃焼部の点検、配管の状態確認などを専門業者に依頼しましょう。
点検時に部品の摩耗や劣化が発見された場合は、故障前に交換することで突然の給湯停止を避けることができます。メーカー保証期間内は無料点検サービスを活用しましょう。
水道管の凍結防止策
寒冷地にお住まいの方や、冬場に気温が氷点下になる地域にお住まいの方は、水道管の凍結防止策を徹底することが重要です。屋外の給水管や露出している配管に、ホームセンターなどで購入できる凍結防止用の保温材やヒーターを巻きつけましょう。
タオルや新聞紙をビニール袋に入れて被せるだけでも効果があります。長期間家を空ける場合は、水道管の水をすべて抜いておく「水抜き」を行います。これにより、水道管内の水が凍結するのを根本的に防ぐことができます。
どうしても水抜きができない場合は、就寝前に蛇口を少し開け、鉛筆の芯ほどの細さで水を出し続ける方法も有効です。水を流し続けることで凍結を防ぐことができます。
まとめ
「蛇口から水が出ない」と一口にいっても、その原因は多種多様あります。対処法についても、自身でできるものから、専門業者に依頼する必要があるものまでさまざまです。水が出なくなり困った時には、まずは原因を特定する必要があるでしょう。特定までできなくても、ある程度しぼることで、その後の対応がスムーズになります。
ただし、蛇口や水道管は、素人にとっては複雑な構造をしています。作業しにくい場所でもあるため、修理や掃除に不安がある場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
執筆年月日:2025年9月
