換気扇の修理・交換を自分でする方法|手順や注意点について解説

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換気扇の修理・交換を自分でする方法|手順や注意点について解説

換気扇は、キッチン・浴室・トイレなどの空気をきれいに保つ上で欠かせない設備ですが、長期間の使用で異音や作動不良が発生することがあります。プロに依頼すると費用がかさむため、自分で修理や交換を行いたい人もいるでしょう。

この記事では、基本的な修理や交換の手順、必要な工具について解説します。作業するうえでの注意点もあわせて押さえておきましょう。

換気扇の2つの種類

換気扇には、主に「プロペラファン」と「シロッコファン」の2種類があります。

それぞれの特徴について理解を深めましょう。

プロペラファン

プロペラファンは昔ながらの換気扇で、築年数の古い戸建て住宅によく見られます。本体のプロペラが回転し、直接外へ空気を排出するシンプルな構造が特徴です。

風量が強く換気能力に優れている反面、外壁に面した場所にしか設置できないのがデメリットとして挙げられます。また、強風や天候の影響で排気効率が落ちたり逆流が起こったりする点にも注意が必要です。

シロッコファン

シロッコファンは羽根が筒状に複数並んだ形状で、ダクトを通して空気を排出します。天井埋め込み型が主流で、設置自由度が高く外壁に面していない浴室や集合住宅でも使いやすいのが特徴です。

プロペラファンに比べて排気量は劣るものの、運転音が静かで省エネ性に優れています。ただし、構造が複雑でダクト内の掃除をしにくいうえ、本体価格がやや高めなのが難点です。

換気扇の修理・交換を検討すべき故障のサイン

換気扇に異常が現れたときは、故障もしくは寿命の可能性があるため修理や交換を検討しましょう。ここでは、換気扇の修理・交換を検討すべきタイミングについて解説します。

異音や振動がする

換気扇から「キーキー」や「ブーン」といった異音が聞こえたり、振動が発生したりした場合は修理・交換を検討しましょう。もしかしたら、モーターの劣化・部品の摩耗・ファンの汚れや軸のズレが原因で起きているかもしれません。

異音や振動は故障の前兆であり、放置すると換気扇の寿命を縮めることにもつながりかねないため早急な点検が必要です。

電源を入れてもファンが回らない

電源スイッチを入れてもファンが回転しない場合は、モーターの故障や配線トラブルが考えられます。モーター内部の部品破損や寿命による場合が多く、自身での修理は難しいケースがほとんどです。

この場合は、無理に自分で対処しようとせず、専門業者に相談するようにしましょう。

換気能力が落ちたと感じる

換気能力が弱くなり、煙や臭いが十分に排出されなくなったと感じる場合、ファンやダクトに汚れが詰まっているもしくはモーターが劣化しているかもしれません。

油汚れがファンに付着すると回転が鈍くなり、排気効率が低下します。新しい換気扇を設置したら、定期的な清掃や専門業者によるメンテナンスを行い、できるだけ長く換気能力をキープしましょう。

換気扇の不具合は掃除で解消されることも

油やホコリが蓄積すると、ファンの回転が鈍くなったり異音が発生したりすることがありますが、これらは掃除によって改善できるケースが多いです。

換気扇の汚れをするっと落とすおすすめの掃除方法は、以下の通りです。

  1. 換気扇のフィルターやファンを外す
  2. ゴミ袋にフィルターやファンを入れて50℃くらいのお湯につける
  3. 100g程度の重曹を入れてゴミ袋の口を縛りつけ置きする
  4. 10~20分ほどつけ置きしたら、スポンジや歯ブラシを使ってこすり洗いをする
  5. フィルターやファンを元に戻す

フィルターやファンをつけ置きしている間に、40℃くらいのお湯に重曹を溶かしたもので取り外せない部分を拭き掃除すると効率が良いです。油やほこりを蓄積させない予防策にもなるため、換気扇の長寿命化と良好な換気性能維持のためにも、定期的に掃除を行いましょう。

換気扇の修理や交換はDIYできる?

換気扇の掃除で不具合が改善されない場合、修理や交換が必要かもしれません。しかし多くの場合、換気扇の修理・交換には専門的な知識や技術が必要です。

ここでは、専門業者に依頼したほうが良い理由と、換気扇を自分で交換するときに必要なものも紹介します。

部品交換には専門技術や工具が必要

モーターをはじめとする換気扇の部品交換は、適合する型番の選定や専用工具を使った作業が必要です。また、技術や経験がないと故障を悪化させたり怪我をするリスクがあったりします。不安な場合は、自分で交換するのは避けましょう。

【換気扇を自分で交換するときに必要なもの】

換気扇の中でも「プロペラファン」は比較的構造がシンプルで、素人のDIYでも交換できるケースがあります。その場合は、以下のような道具があると便利です。

  • ゴム手袋
  • ドライバー
  • ペンチ
  • 脚立
  • 新聞紙や養生シート

作業前には必ずブレーカーを落として電源を切り、安全確認を行いましょう。

配線工事には電気工事士の資格が必要

壁のスイッチで操作するタイプの換気扇を設置・交換する際は、電気配線工事が必要です。配線工事は電気工事士の資格を持つ専門家のみが行えるもので、無資格者による作業は法律違反にあたります。感電事故や換気扇の故障の原因にもなり得るため避けてください。

簡単そうに感じる場合でも、電気工事士の資格がない場合は専門業者に依頼しましょう。

DIYで換気扇を交換する手順

DIYで換気扇を交換する際は、以下の画像で紹介している一連の流れのように行います。

ここでは、DIYで換気扇を交換する手順を具体的に解説します。

必要な工具と新しい換気扇を準備する

作業を始める前に、必要な工具と新しい換気扇を準備しましょう。必要な工具は、前述の【換気扇を自分で交換するときに必要なもの】をご確認ください。

新しい換気扇は既存のタイプやサイズと合うものを購入し、適合確認を必ず行ってください。作業場所に新聞紙を敷いておくと汚れ防止に効果的です。

ブレーカーを落として安全を確保する

換気扇を交換する際は、感電や事故を防ぐため電源を完全に切らなければなりません。分電盤で該当するブレーカーをオフにして、電気が流れない状態にしてから作業を始めてください。

スイッチを切るだけでは不十分のため、必ず分電盤での遮断を徹底しましょう。

古い換気扇を取り外す

安全確認が済んだら、古い換気扇を取り外します。手順は以下の通りです。

  1. 換気扇のカバーを外す
  2. プロペラやファンキャップを取り外す
  3. 本体を固定しているネジを外す
  4. 電源コードの接続を確認しながら本体を取り外す

換気扇を取り外す際は、配線に無理な力がかからないよう注意を払いましょう。

新しい換気扇を設置位置に固定する

次に、壁の換気扇取り付け部の汚れや錆を拭き取り、新しい本体を取り付けます。付属のネジでしっかり固定し、電源コードの長さを調整しながら正しく接続しましょう。

ファンやファンキャップを取り付け、羽根の向きや固定状態を確認したら設置完了です。

動作テストをして異常がないか確認

カバーを取り付ける前に電源を戻し、換気扇の動作を確認します。ファンが正しく回転し、異音や振動がないかチェックしてください。不具合があれば、再度分電盤で電源を落としてから配線や取り付けの点検を行いましょう。

問題が解決しない場合は、無理せず専門業者に相談してください。

自分で換気扇を交換する際の注意点

自分で換気扇を交換する際は、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。事前に確認し、さらなる故障やトラブルの回避につなげましょう。

賃貸物件の場合は管理会社に必ず確認する

賃貸住宅に設置された換気扇は、基本的に大家や管理会社の所有物です。修理や交換が必要な場合、自分で勝手に対処するとトラブルになる可能性が高いため注意しましょう。まずは管理会社に連絡し、許可を得てから対応を進めてください。

許可なくDIY交換を行うと、修理費用の負担や賠償請求を受ける場合もあります。トラブルを防ぐために、契約書の内容も事前に確認しておきましょう。

作業が難しいと感じたら無理せず業者に依頼する

換気扇の交換作業には、高所での作業や電気配線の扱いなど専門的な知識と技術が求められます。DIYに不慣れで作業に不安がある場合は、無理をせずプロの業者に依頼しましょう。

次のような業者に依頼が可能です。

誤った配線作業は感電や火災のリスクを高めるだけでなく、機器の故障原因にもなり得ます。費用はかかりますが、安全と確実な施工を優先することが最終的にコストとリスクの削減につながるでしょう。

換気扇交換の費用相場については、下記の記事で詳しく紹介しています。

換気扇交換の費用相場|故障の原因や修理を安く抑えるコツを紹介

業者に換気扇交換を依頼したときの費用相場

業者に換気扇交換を依頼する場合、気になるのは費用面です。

ここでは、キッチン・浴室・トイレと場所別に換気扇交換の費用相場を紹介します。

キッチン換気扇

キッチン換気扇の交換費用は、本体代に加えて工事費がかかり、合計で50,000~100,000円程度が一般的です。ただし、機能が多い高性能モデルほど価格が上がる傾向で、メーカーや種類によっては150,000円以上になるケースもあります。

また、ダクトの新設や配管変更が必要な場合は別途工事費が発生することもあるため、事前に細かく見積もりを取ることが大切です。

浴室換気扇

浴室換気扇の交換費用は、機種や設置環境により異なりますが、一般的なプロペラ型なら約4〜7万円、シロッコファンや多機能タイプは約60,000〜100,000円が相場です。キッチン換気扇同様に、配線やダクトの状況によって追加料金が発生することがあります。

また、掃除が難しい場所への設置や天井裏工事などはさらに費用が上乗せされるケースも少なくありません。トータルコストは依頼先によって異なるため、複数の業者に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。

浴室換気扇の交換については、下記の記事で詳しく解説しています。

浴室の換気扇交換の方法は?費用相場や交換タイミングについても解説

トイレ換気扇

トイレ換気扇の交換費用は比較的小規模で、約15,000~60,000円程度が費用の目安です。本体価格は5,000〜30,000円程度の製品が多く、シンプルな機能のものが主流です。

工事費用は電気配線の状態や取り付け場所へのアクセスのしやすさに影響されますが、天井や壁付けタイプであっても比較的リーズナブルに済みます。トイレ換気扇は小型のためDIY交換も可能ですが、少しでも不安があれば業者に依頼するのが安心です。

トイレ換気扇の交換については、下記の記事で詳しく解説しています。

トイレの換気扇修理・交換にかかる費用は?業者選びや料金相場について解説

業者の換気扇交換費用を抑えるコツ

業者に換気扇交換を依頼するときにできるだけ費用を抑えたい場合、まず複数の業者から見積もりを取りましょう。業者によって工事内容や料金が異なるため、比較検討で理想の業者を選べます。

また、現状と同じタイプの換気扇を選ぶことで追加工事を減らし工事費用を節約するのもポイントです。換気扇本体はインターネットや家電量販店で安く購入し、工事だけ業者に依頼すると費用を抑えられる傾向があります。

オプションや高機能モデルは魅力的ですが、費用を抑えたい場合にはあまり適していません。必要最低限の機能に絞り、費用削減につなげましょう。

DIY可能な部分は自分で行うこともコストカットに役立ちますが、電気工事は専門家に依頼することが法律で定められているため注意が必要です。

まとめ

換気扇交換には専門的な知識や技術が必要です。また、法律で資格保有者が行うものと定められている作業もあります。換気扇の種類によっては自分で交換できるものもありますが、少しでも不安を感じる場合は無理せずプロに任せることでさらなる故障やトラブル回避につながるでしょう。

依頼先によって費用が異なるため、事前にしっかりと準備・確認をして賢く換気扇交換を行ってください。

執筆年月日:2025年10月
※内容は2025年10月時点の情報です。法律や制度は改正する場合があります。

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