玄関ドア修理の基礎知識|よくあるトラブル、費用相場、寿命を徹底解説

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玄関ドア修理の基礎知識|よくあるトラブル、費用相場、寿命を徹底解説

防犯面で重要な役割を果たす玄関ドアが、ある日突然開かなくなると誰しも焦ってしまうものです。そんな大きなトラブルを避けるために、玄関ドアは些細な不具合でも早めに修理を検討し、対応することが大切です。

この記事では、玄関ドアの修理方法や費用目安、自分でできる修理から、専門業者に依頼するべきポイントまで詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

【トラブル別】玄関ドアの修理方法と費用目安

家の出入り口となる玄関ドアに起こるトラブルは、閉まりにくいといった軽微なものから穴が開いてしまうなどの大きな破損までさまざまです。ここからは、よくあるトラブルごとに修理方法や費用の目安について解説します。 

ドアが閉まりにくい・きしむ

ドアが閉まりにくかったり、きしんだりする時は、以下の原因が考えられます。 

  • 蝶番やピボットヒンジなどの部品が汚れている
  • 蝶番のネジやドアクローザーがゆるんでいる
  • 蝶番やピボットヒンジなどの部品が劣化している
  • 枠に設置されているパッキン部品に劣化や破断がある

蝶番やピボットヒンジの汚れが原因の際は、油汚れやホコリの除去をすることが有効です。また、蝶番のネジやドアクローザーのゆるみが原因の場合は、ネジやビスを締め直すことで解消できます。

ドライバーさえあれば自分で修理を行うことができますが、不安な時は専門業者に依頼もできます。ドアクローザーの調整は作業費や出張費を含め、1万〜2万円が費用目安です。

蝶番やピボットヒンジなどの部品が劣化している場合は交換が必要です。大きなドアを支えながら一人で部品を交換するのは難しいため、複数人で作業を行うか、専門業者に依頼することが望ましいでしょう。交換する部品によって費用の幅はありますが、蝶番やピボットヒンジの部品交換の費用目安は、3万〜10万円です。

枠に設置されているパッキン部品は、ドアを開閉する度に少しずつ摩耗していきます。パッキンに浮きや細かいひび割れがみられたら、交換のサインです。メーカーから部品を取り寄せ、自分で交換することも可能ですが、専門業者への依頼の際は、1万〜2万円が費用目安となります。

ドアが動かず開け閉めできない

ドアが動かず、開け閉めできない時の原因には以下が考えられます。

  • ドアクローザーがゆるんでいる
  • 蝶番・ピボットヒンジ・錠前・ドアハンドルなどが破損している
  • 扉本体がゆがんでいる

ドアクローザーがゆるんでいる際は、ドライバーを使って自分で締め直すことで修理ができます。不安な場合は専門業者に依頼することも可能で、費用の目安は1万〜2万円となります。

錠前やドアハンドルが破損していたり、扉そのものがゆがんだりしている時には交換が必要となるケースがあるため、専門業者に依頼すると安心です。部品の価格にもよりますが、蝶番・ピボットヒンジ・錠前・ドアハンドルなどの部品交換は3万円〜が目安となります。扉の交換は扉自体が高額なため、費用目安は20万〜50万円ほどです。

ドアを閉めても隙間が残る

ドアを閉めても隙間が残るケースの原因としては、以下が挙げられます。

  • 蝶番やピボットヒンジがゆがんでいる
  • パッキン部品が劣化または破断している

蝶番やピボットヒンジのゆがみは、自分でビスを締め直すことで修理が可能です。パッキン部品が劣化または破断している場合も、パッキンを取り替えることで解決できます。部品探しやDIY作業が難しい時には、専門業者に依頼するのも良いでしょう。

専門業者に依頼した場合、蝶番・ピボットヒンジの調整は1万〜4万円、パッキンの交換は1万〜2万円が費用の目安となります。

ドアが強い勢いで閉まる

ドアが勢いよく閉まってしまう場合は、以下の原因が考えられます。

  • ドアクローザーから油漏れしている
  • ドアクローザーが破損している

ドアクローザーから油漏れしているケースでは、構造上油の補充が難しいため、部品交換が必要です。また、ドアクローザーが破損している際も、部品交換をする必要があります。

スムーズに開閉させるためには、正確な位置にドアクローザーを取り付けなければならないため、交換は専門業者への依頼が安心です。費用目安は、部品代を含め5万〜7万円となります。

鍵が正常に施錠できない/かかりづらい

鍵が正常に施錠できなかったり、かかりづらかったりする時には、次のような原因が挙げられます。

  • ドアクローザーや蝶番がゆるんでいる
  • 蝶番やピボットヒンジがゆがんでいる
  • 錠前内部が破損している

ドアクローザーや蝶番のゆるみは、取り付けているビスを締め直すことで解消できます。専門業者に依頼する場合は、1万〜2万円が費用の目安です。

蝶番やピボットヒンジのゆがみは、部品を交換する必要がありますが、部品を入手できれば自分で交換も可能です。専門業者に依頼する際は、部品代を含め3万〜10万円が費用目安となります。

シリンダーやドアノブなどの部分を総称して呼ばれる「錠前」の内部が破損しているケースでは、錠前の部品交換が必要なため、専門業者に依頼すると良いでしょう。部品代を含め、費用目安は2万〜8万円となります。

扉の一部の破損

扉の破損は、破損の程度によって修理方法が異なります。小さな傷程度であればDIYが可能ですが、大きく破損している時は専門業者に依頼すると安心です。

扉についた傷は、パテ処理や塗装補修で目立たなくできますが、大きな穴などの破損の場合、扉や枠一式の交換が必要なケースもあります。ドアの材質によってはパテ処理や塗装補修が難しいケースもあるため、注意しましょう。 

破損の程度によりますが、専門業者に依頼した際の費用目安は扉のパテ処理や塗装補修で4万〜20万円、扉・枠一式の交換は、20万〜50万円が目安となります。費用は扉のサイズ・デザイン・性能によって変動します。

玄関ドアのトラブルは専門事業者に依頼すべき?

玄関ドアのトラブルは、日常生活の中でそう何度も起こるものではありません。できることならあまり費用をかけず、自分で修理したいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

軽微なトラブルであれば、自分で対応できる場合もありますが、専門業者に依頼すべきケースもあります。ここからは専門業者と自分で修理する場合のメリットを比較して、どちらを選ぶべきかポイントを解説していきます。

専門業者に依頼するメリット

専門業者に依頼するメリットは次のとおりです。

  • 確実な修理・交換が可能である
  • 必要な部品や資材を自分で探す手間が省ける
  • 既存ドアの撤去や処分も含めて任せられるため、廃棄処理の負担を軽減できる
  • 施工精度や仕上がりが安定している
  • 自分で修理するよりも、壁・床・枠など周囲へのダメージ(傷・汚れ)が起きにくい
  • 施工保証やアフターサービスを受けられる場合がある
  • 補助金・助成金が利用できる可能性がある

専門業者に依頼する場合、自分で修理するよりもコストはかかってしまいますが、失敗の不安がなく、修理にかかる時間も最小限に抑えられます。

自分で修理するメリット

自分で修理するメリットは次のとおりです。

  • 費用を抑えられる
  • 自分の都合の良い時間に作業をすることができる

自分で修理をすれば、必要な費用は工具や部品代だけのため、コストを抑えることができます。一方で、専門業者に依頼するよりも失敗リスクは高まるため、自分で直せる範囲と、専門業者に任せるべき範囲をしっかり見極めることが大切です。

玄関ドアの部位別の寿命・耐用年数

修理をすることになった場合、部品のみの交換で良いか、ドアごと交換するべきかは部位別の寿命や耐用年数によっても異なります。以下は玄関ドアに使われる部位ごとの耐用年数です。玄関ドアの部品交換の際は、参考にしてみてください。

賃貸の玄関ドアで修理が必要な場合はどうすればいい?

賃貸で玄関ドアに不具合が発生したら、まずは速やかに管理会社やオーナーへ連絡するようにしましょう。貸主の許可なく自分の判断で修理を行うと、後々のトラブルにつながるおそれがあるため、注意が必要です。異変に気づいたら手をつけず、そのままの状態で報告しましょう。

賃貸物件での不具合は、経年劣化によるものか、借主の過失によるものかが非常に重要です。経年劣化が原因の時は、貸主が修理を負担してくれるケースが多くあります。スムーズな解決やトラブル防止のために、発生時点の状態を写真や動画で記録しておくことも大切です。

玄関ドアの修理に保険は適用できる?

加入している保険の補償内容や、不具合の原因によっては火災保険が適用される場合があります。ここからは火災保険が適用になった例や、適用の対象外となった例をご紹介します。自身のケースと照らし合わせて参考にしてみてください。

火災保険の適用となったケースには次のようなものがあります。

  • 台風や強風が原因で起こったドアの破損
  • 床上・床下浸水でドアが水浸しになったことによるドアの破損
  • 落雷が原因で起こったドアの破損や消失
  • 玄関ドアに車が突っ込んできたことによる突発的な事故
  • 錠前やガラスが空き巣によって壊された不測の事故

反対に、適用の対象外となったケースには次のようなものがあります。

  • 地震が原因のドアの破損
  • 家具の搬入・搬出時にできたドアの傷
  • 細かいキズや、生活に支障のない不具合
  • 自己負担額を下回る修理費用
  • 修理の原因が玄関ドアを設置した際の施工不良

また、そもそも火災保険に自然災害補償がついていなかったり、補償対象から玄関ドアを外していたりした場合も適用の対象外となるため注意が必要です。

このように、補償対象は加入している保険プランによって異なるため、まずは自分が加入しているプランを確認することが大切です。詳しい内容は保険会社に確認すると良いでしょう。

まとめ

玄関ドアのトラブルは、一軒家でもマンションでも起こる可能性があります。防犯上重要な役割を担う玄関ドアを修理する際は、信頼できる情報を集め、最適な方法を選択することが重要です。

専門業者に交換を依頼する際も、業者によって費用には幅があります。複数業者の比較や保証制度の活用でコストを節約できるケースもあるため、情報をしっかり集め、後悔のない判断をしましょう。

執筆年月日:2025年10月

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