玄関ドアの鍵交換の費用は?料金相場や自分で交換する方法も紹介

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玄関ドアの鍵交換の費用は?料金相場や自分で交換する方法も紹介

鍵の交換にかかる費用は、鍵の種類によって異なります。玄関ドアの鍵交換は、DIYをすることで費用を抑えられるものの、注意点も多いです。そのため、自身で鍵交換をする場合は、手順やリスクについて把握しておく必要があります。

本記事では、玄関ドアの鍵を交換するタイミングや、業者に依頼したときの費用についてお伝えします。また、DIYをする際の手順や費用、業者に依頼するときの注意点についても見ていきましょう。

玄関ドアの鍵を交換するタイミングとは

玄関ドアの鍵は日々の暮らしを守る大切なものですが、経年劣化や防犯性の低下、紛失などをきっかけに、交換を検討することもあるかもしれません。玄関ドアのカギを交換するタイミングは、主に4つあります。詳しく見ていきましょう。

引っ越しをしたとき

引っ越し先の玄関ドアの鍵が交換されていない場合、前の入居者が合鍵を持っている可能性や、過去に紛失した鍵が第三者の手に渡っているリスクがあります。交換されていない鍵をそのまま使用すると、防犯面で不安が残るため、新しい鍵に交換されているか確認しましょう。

【賃貸物件の場合】

賃貸物件に入居する際、多くの場合は大家や管理会社が入居前に鍵を交換することがほとんどですが、鍵交換をしなければならない決まりはなく、必ずしも全ての物件で実施されているとは限りません。前の入居者がスペアキーを保有したままだと、防犯面で大きなリスクが残ってしまうため、注意が必要です。

そのため、賃貸契約時には鍵交換の有無や実施時期、さらに費用の負担についてしっかり確認しておくことが大切です。物件や契約によっては入居者負担となる場合があり、費用相場はシンプルな鍵で1万円前後、ディンプル錠など防犯性の高いタイプでは2万〜3万円程度かかることもあります

入居後に鍵を交換する場合は、基本的に入居者負担となります。借主負担だからと言って勝手に鍵を交換するとトラブルになりかねないため、入居後に鍵を交換する際も、まずは管理会社や大家に相談しましょう。安全で安心できる新生活を送るためにも、鍵交換の有無を見落とさず、必要に応じて交渉しておくことが大事です。

【分譲マンションの場合】

分譲マンションに引っ越す際も、鍵交換は防犯の観点から重要なチェックポイントとなります。前の所有者やその家族が合鍵を保有している可能性があるため、そのまま使用を続けるのは危険です。特に中古物件では、居住歴が長いほど合鍵の流通リスクが高まるため、入居時に交換しておくと安心です。

分譲マンションの場合、エントランスがオートロックのケースが多く、部屋の鍵とオートロックが連動しているのが一般的です。一本の鍵でエントランスと玄関の両方に対応するシリンダーにしたい場合は、メーカーに特注しなければなりません。ただし、マンションによっては管理組合の規約により、使用できる鍵の種類や交換方法が定められている場合があります。無断で交換するとトラブルになる恐れがあるため、事前に規約や管理会社への確認を行いましょう。

防犯性を高めたいとき

近年は空き巣による被害手口が巧妙化しており、ピッキングや不正解錠など侵入方法も多様化しています。古いタイプの鍵をそのまま使い続けると、防犯性能が十分でなく、狙われやすい状況になりかねません。特に築年数が経過した住宅では旧式の鍵が使用されているケースも多く、廃盤となっている鍵を使っていると、工具を使えば短時間で開けられてしまう恐れもあります。古い鍵を使用している場合は、防犯性の高い鍵への交換を検討しましょう。

近年普及しているディンプル錠はピッキングに強く、合鍵の複製も難しい構造になっています。またカードキーや暗証番号式の電子錠などは、利便性と防犯性を兼ね備えており、家族のライフスタイルに合わせて選択することも可能です。こうした高性能の鍵に切り替えることで、侵入のリスクを大幅に下げられるでしょう。

安心して暮らせる住まいを維持するためには、一度交換して終わりではなく、定期的に鍵の状態や防犯性能を見直すことが大事です。

鍵が劣化・故障したとき

鍵の平均的な使用期間はおよそ10年といわれています。鍵は毎日欠かさず使うため、摩耗や劣化が進みやすく、長年使用しているうちに差し込みが固くなったり、スムーズに回らなくなったりすることがあります。劣化した鍵を無理に使い続けると、鍵が折れてしまったり、鍵穴から抜けなくなったり、さらなるトラブルを招きかねません。特に外出先や夜間に不具合が発生すると大きな不便や不安につながり、緊急で業者を呼ぶと高額な費用がかかるケースもあります。

不具合が見られる段階で交換を行えば、故障を未然に防げるだけでなく、防犯性の向上にもつながります。古い鍵はピッキングなどに弱い場合が多いため、安全性を高められるディンプル錠やカードキー、電子錠などに取り替えるのがおすすめです。鍵の動作に違和感を覚えたら放置せず、専門業者へ早めに相談して新しい鍵への交換を検討しましょう。

不具合が見られない場合でも、鍵を使用し始めてから何年も経過している場合は、一度業者に見てもらうと安心です。

鍵を紛失したとき

鍵を紛失すると、自分が使えなくなるだけでなく、第三者に鍵を拾われて悪用されるリスクが生じます。特に玄関の鍵を落とした場合、もし住所と一緒に特定されてしまうと、不正侵入や盗難といった被害につながりかねません。

また、「スペアキーがあるから大丈夫」という人もいるかもしれませんが、拾得者に悪意があった場合は勝手に合鍵を作られてしまうケースも考えられます。後になくした鍵が見つかった場合も、不正に作られた合鍵で侵入される可能性は否定できません。放置すると防犯面で大きなリスクを抱えることになってしまうため、早めに対処しましょう。

さまざまなリスクを考えると、鍵を紛失した際は、単純に合鍵を作って済ませるのではなく、鍵そのものを新しいものへ交換した方が安心です。鍵は日常生活に欠かせない防犯の要です。交換には費用がかかりますが、紛失時には自己判断で済ませず、専門業者に相談しながら早めに新しい鍵へ交換しましょう。

鍵のシリンダータイプによる防犯性の違い

鍵には複数のシリンダータイプがあり、それぞれ構造や仕組みによって防犯性能や特徴が異なります。古いタイプの中にはピッキングに弱いものもあり、新しいタイプほど耐ピッキング性能や耐破壊性能が向上しています。

ここからは代表的な3種類のシリンダーについて、それぞれの特徴や防犯性の違いをご説明します。

ピンシリンダー

ピンシリンダーは、シリンダーの片側に複数のピンが並ぶ、シンプルな構造を持つ鍵です。片側にギザギザが付いた鍵を差し込むことでピンが押され、鍵が開く仕組みです。構造が単純なため製造コストが低く、古くから住宅や事務所などで普及してきましたが、防犯性能はそれほど高くありません。特にピッキングによる不正解錠が短時間で行われやすいため、築年数の経過した住宅などでそのまま使用している場合は注意が必要です。

最近では、耐ピッキング性能を高めた改良型のピンシリンダーも登場していますが、破壊に弱いデメリットがあります。より高い防犯性を求める場合は、ディンプル錠などのタイプへの交換がおすすめです。

ディスクシリンダー

ディスクシリンダーもピンシリンダー同様、シリンダー内部にピンが並ぶ鍵ですが、鍵の両側にギザギザがあるのが特徴です。仕組み自体が比較的単純で大量生産が可能だったため、公団住宅に採用されて以降、住宅を中心に幅広く使用されてきました。しかし、特殊なピッキング工具を用いるとものの数秒で解錠されてしまう弱点があったため、現在では廃版となり、既存の住宅や古い建物で残っているケースが見られる程度です。

現在流通している両側にギザギザがある鍵は、ロータリーディスクシリンダーという新しいタイプで、構造が複雑なため防犯性も向上しています。もし旧型のディスクシリンダーが使われている場合は、より防犯性能の高いシリンダーへの切り替えがおすすめです。

ディンプルシリンダー

ディンプルシリンダーは、鍵の表面に複数の丸いくぼみ(ディンプル)が設けられ、それらが複雑に組み合わさることで解錠される仕組みのシリンダーです。ピンの配置や構造が複雑なため、ピッキングによる不正解錠が困難で、防犯性が高いのが特徴です。また、耐久性にも優れており、日常的な使用で摩耗しにくいメリットもあります。

さらに、特殊な形状のため合鍵を作るのが容易ではなく、不正コピーのリスクを大幅に低減できる点も評価されています。その分、従来のシリンダーに比べると交換費用はやや高めですが、安心で安全な住環境を整えるため、防犯を重視する家庭やオフィスなど、多くの場面で選ばれているシリンダーです。

玄関ドアの鍵交換を業者に依頼した場合の費用目安

続いて、鍵交換を業者に依頼した場合の目安となる費用について見ていきましょう。

鍵をなくした場合の交換費用

鍵を紛失した場合は、作業費が1万1,000円から、部品代が1万6,500円から2万7,500円程度が目安となります。取り付ける鍵の種類によっては鍵交換の難易度が上がるため、作業費が高くなる傾向にあります。

鍵が壊れてしまった場合の交換費用

子鍵が壊れた場合は、スペアキーの作成のみで済むこともあるかもしれません。しかし、鍵穴の中で鍵が折れてしまった場合は、折れた鍵を取り出す「鍵抜き」という作業が必要で、9,000円程度かかります。

故障の原因がシリンダーであれば、シリンダー交換のみで済むため、交換費用は作業代と部品代を合わせて2~5万円です。一方で、錠前の本体部分(錠ケース)が故障している場合は、本体ごと交換となるケースが一般的です。錠前交換の場合、部品代を含めると3万円以上かかります。

また、一部のタイプではハンドル部分も含めた「錠前一式交換」が必要となり、部品代が高額になるケースもあります。防犯性能の高い暗証番号錠やカードキー、生体認証錠など特殊な鍵の場合は、部品代を含めて約10万円以上になることも珍しくありません。

鍵が回らない、差し込みが悪い、折れたといった症状が出たときは、無理に使い続けるより早めに専門業者へ相談することが大事です。交換や修理を依頼する際は、事前に見積もりを出してもらえる業者を選び、予算や部品の選択について相談できるようにしておきましょう。

鍵の種類ごとの交換費用

鍵の交換費用は、シリンダーの種類や仕組みによって大きく異なります。一般に流通している鍵は比較的安価で交換できますが、高性能なカードキーや生体認証錠になると、費用は高額になる傾向があります。ここからは代表的な鍵の種類ごとの特徴と交換費用の目安について説明いたします。

【ピンシリンダー錠】

ピンシリンダー錠とは、鍵の片側にギザギザした山があり、シリンダー内部に4~7本のピンが入っているタイプの鍵です。かつてピンシリンダー錠はピッキングに弱い鍵とされてきましたが、最近ではピッキング対策が施された改良型も販売されています。古いタイプと新しい改良型では防犯性能に大きな差があるため、設置されている鍵の種類を確認することが大切です。

交換にかかる費用の目安は、作業費が1万円程度、部品代が5,000~1万円程度で、合わせて1.5~2万円が相場とされています。費用を抑えて同じタイプの鍵に交換することも可能ですが、防犯性を高めたい場合はより安全性の高いシリンダーへの交換を検討すると良いでしょう。

また、古いピンシリンダーを長期間使い続けると、鍵の摩耗や不具合が生じやすくなり、トラブル時の修理費用がかえって高くなることもあります。定期的な点検や必要に応じた早めの交換が重要です。

【ディンプル錠】

ディンプル錠とは、鍵山がなく、鍵の表面や側面に複数の丸いくぼみ(ディンプル)があるタイプの鍵で、構造が複雑で防犯性能が非常に高いとして、多くの住宅やマンションなどに採用されています。

ピンシリンダーが1列のピンで構成されているのに対し、ディンプル錠のシリンダーには複数方向のピンが配置されているのが特徴です。メーカーによって組み合わせが異なりますが、複数の方向からピンが配置されており、パターンは1000万通り以上にもなります。

交換にかかる費用は、作業費が1万円前後、部品代が1.5~3万円程度で、合計で2.5~4万円程度が一般的です。ピッキングなどの不正開錠に強く、シリンダーは多くが登録制で合鍵の作成がしにくいため、安全性の高い鍵として人気があります。最も安全な鍵タイプの一つとされており、住宅の安全性を重視したい方におすすめです。

【ロータリーディスクシリンダー】

ロータリーディスクシリンダーとは、かつて日本で広く普及したディスクシリンダーの改良版で、両側の面がギザギザした鍵を使用するタイプです。ロッキングバーという棒状の部品が加わったことで、従来のディスクシリンダーよりもピンの位置がそろう感覚を掴みづらいため、防犯性が高いのが特徴です。

内側に円盤状のタンブラーが組み合わさった構造を持ち、鍵を鍵穴に差し込むと、タンブラーが回転して解錠される仕組みになっています。

ロータリーディスクシリンダーの場合、交換作業費は1万円程度、部品代が1~2万円程度、合計で2~3万円ほどが目安です。

専門の鍵業者であれば複製できるケースが多いため、複数の合鍵が必要な家庭や施設では、あえてこのタイプのシリンダーを選ぶこともあります。さらに、ディンプル錠と比較して価格が抑えられており、耐ピッキング性能にも優れているため、多くの住宅で採用されているシリンダーです。

【TOSTEM(トステム)・LIXIL(リクシル)の鍵】 

建築材料・住宅設備機器業界大手の「LIXIL」や、リクシルが展開する窓・玄関まわり建材ブランド「TOSTEM」のドアを使用している方も多いかもしれません。リクシルやトステムでは、美和ロックやGOALといった大手メーカーが専用のシリンダーを提供していることが多く、交換する際は対応する専用部品を用意しなければならないため注意が必要です。

交換にかかる費用は、作業費が1万円から、部品代が1~3万円が目安で、合計するとおおよそ2~4万円程度です。独自の仕様を持つシリンダーで、在庫がない場合はお取り寄せになるため、業者に依頼して適合するシリンダーを手配してもらう必要があります。交換時には、費用だけでなく安全性や適合性を考慮し、信頼できる業者に相談するようにしましょう。

※TOSTEM(トステム)は、株式会社 LIXILまたはその関連会社の商標または登録商標です。
※LIXIL(リクシル)は、株式会社 LIXILまたはその関連会社の商標または登録商標です。
※美和ロックは美和ロック株式会社の商標または登録商標です。
※GOALはゴール株式会社の商標または登録商標です。

【プッシュプル錠】

プッシュプル錠とは、押したり引いたりする動作で開閉する錠前のことを言います。鍵がハンドルと一体化しており、中から開ける際はハンドルを押し、外側から開ける際は引くだけでドアを開けられるため、スムーズな操作性が特徴です。

近年、戸建てやマンションでの導入が増えており、一般的に上下のシリンダーをどちらも同じ鍵で開けられる同一キーが採用されています。プッシュプル錠も、多くの場合メーカーが専用のシリンダーを提供しているため、交換時には対応する部品を用意する必要があります。

交換費用の目安は、作業費が1万円程度、部品代が1~3万円ほどで、合計2~4万円程度です。同一キーは便利な反面、上下のどちらかのみに不具合が起こるケースも多いのがデメリットです。上下とも同じ鍵で解錠できるように交換することも可能ですが、シリンダー料金が倍額かかるほか、鍵の組み換え料金が必要になることに注意しましょう。

【インテグラル錠】

インテグラル錠とは、鍵付きのドアノブのことを言います。ドアノブの内部にシリンダーがあり、ドアノブに直接鍵を差して開け閉めする仕組みのため、「キー・イン・ノブ」タイプとも呼ばれ、古い住宅によく見られます。トイレなどに使われる簡易的なタイプを見たことがある人もいるかもしれません。

交換費用は、作業費が1万円ほど、部品代が5,000~1.5万円ほどで、合計約1.5~2万円が目安です。構造がシンプルで部品も少ないため、比較的安価に交換できるのがメリットですが、防犯性能は低いため、ディンプル錠など防犯性能の高いシリンダーへの交換がおすすめです。

また、シリンダーがノブ内部に組み込まれているため、破壊による侵入に弱いという欠点があります。丸型のノブは回すのに握力が必要で、子どもや高齢者など握力が弱い人には操作しにくい場合もあります。操作性に不安がある場合は、レバーハンドルへの交換も検討すると良いでしょう。

【引戸錠】

引戸とは、レールに沿って扉を左右に動かすことで開閉するタイプの扉で、引戸に設置する錠を引戸錠と呼びます。引戸錠には、扉の引き手近くに設置する戸先錠(とさきじょう)と、2枚の扉を閉じたときに重なる部分に設置する召合錠(めしあわせじょう)の2種類があります。

玄関の場合、引違い戸が使用されていることがほとんどですが、召合錠と戸先錠の両方が付いているケースも多いようです。戸先錠を交換するとなると、既存のものと一致するものでないと設置が難しく、部品の取り寄せが必要になる可能性もあります。そのため、引違い戸で鍵交換を行う際は、一般的に召合錠を交換することになります。

引戸錠の交換費用は、作業費が約1万円、部品代が5,000円~1.5万程度で、合計約1.5~2.5万円かかります。戸先錠のみが設置された引戸でも、加工によって召合錠を取り付けできる場合があるため、お悩みの場合は専門業者に相談してみましょう。

【装飾錠】

装飾錠とは、親指でつまみを押しながら開ける錠前で、サムラッチ錠とも呼ばれています。アンティーク風などデザインを重視した装飾性の高さが特徴で、古い戸建ての玄関などで使用されていることが多いタイプです。

交換費用の相場は、作業費が1万円から、部品代が3~7万円程度、合計すると4~8万円ですが、装飾錠によってはさらに高額になる可能性もあります。

不具合としては「ツマミが下がらない」「押しても解錠しない」といったトラブルが多く、修理が難しい場合は同種の装飾錠ごと交換が必要になります。ただし、古いモデルは既に廃番になっていることも多いため、交換費用が高くなりやすいのがデメリットといえるでしょう。

デザインや形状によっては、対応可能なシリンダーが限られている場合もあり、交換には専門的な知識と技術が必要です。安全性を確保しつつ、デザイン性の高い装飾錠を長く使用するためには、専門業者に相談するのがおすすめです。

【カードキー】

カードキーとは、磁気やICが内蔵されたカードを挿入したり、かざしたりすることで開閉するタイプの鍵です。カードキーには、電源を必要としない「メカニカルタイプ」と、電源を使用する「電子錠・電気錠」の2種類があります。

鍵を入れて回す必要がないため、オフィスのほか最近では住居用としても人気で、複数のカードを登録できることから、家族や従業員で共有する場合にも便利です。また、鍵穴がないためピッキングが実質不可能で、防犯性能の高さもメリットといえます。

メカニカルタイプは主に磁力を使用するため、カードリーダーにホコリが詰まり、故障が発生する可能性があります。一方の電子錠や電気錠は電源を必要とするため、雨や雪に弱く、設置場所が限定されるため注意が必要です。

カードキーの交換には、作業費が1万円程度、部品代が約4~8万円、合計5~9万円ほどかかります。初期設定には専門知識が必要になるため、交換が必要な際は専門業者に依頼しましょう。

【暗証番号錠】

暗証番号錠とは、あらかじめ登録した暗証番号を入力することで解錠するタイプの鍵です。カードキー同様、電源不要な「メカニカルタイプ」と電源を使用する「電子錠・電気錠」の2種類があります。また、非常時用に鍵でも解錠できるよう、鍵穴がついたタイプもあります。

テンキーを使用して番号を入力する方式のため、鍵を持ち歩く必要がないのがメリットで、鍵穴がないことからピッキングのリスクもありません。利便性と防犯性を兼ね備えていることから、多くの従業員が出入りするオフィスや店舗などで使用されています。

交換の費用は、作業費が約1万円、部品代が約4~12万円程度で、合計5~13万円ほどが一般的です。暗証番号錠の場合、電池切れや機械の故障によって開閉できなくなるリスクがあるため、定期的なメンテナンスや電池交換が欠かせません。また、暗証番号の管理にも注意が必要で、第三者に知られないようにすることが重要です。

【生体認証錠】

生体認証錠とは、あらかじめ静脈や指紋、顔といった生体情報を登録しておき、一致した場合にのみ解錠するタイプの鍵です。指紋認証や静脈認証などの先進技術を用いるため、複製ができず、ピッキングや不正解錠のリスクを大幅に減らせるのが大きな特長です。

鍵そのものを持ち歩く必要がなく、鍵を紛失したり盗まれたりする心配がない点もメリットといえるでしょう。指にケガをしていると認証が通りにくく、乾燥や汚れで読み取り精度が落ちるケースもあるため、多くの製品では物理キーや暗証番号などでも解錠できるようになっています。

生体認証錠の交換費用は、作業費が1万前後、部品代が8~20万円程度で、合計すると9万円以上と高額になります。導入コストや交換費用が高く、電源や機械の不具合に備えて、定期的なメンテナンスも必要になるため、利便性や必要なセキュリティレベルのバランスを考慮して導入を検討すると良いでしょう。

DIYで玄関ドアの鍵を交換する方法

DIYで玄関ドアの鍵を交換すると作業費がかからないため、業者に依頼するより費用を抑えられるのがメリットです。ここでは、ホームセンターで購入した鍵をDIYで交換するときの手順や費用の目安、注意点について見ていきましょう。

DIYで玄関ドアの鍵交換をする手順

DIYで玄関ドアの鍵交換をする手順は、以下の通りです。

  1. ホームセンターで鍵を購入する
  2. フロントプレートを外す
  3. シリンダーを固定しているビスを外す
  4. 新しいシリンダーに交換する
  5. 新しいシリンダーをビスで固定する
  6. フロントプレートを取り付ける

DIYで玄関ドアの鍵交換をする際は、事前に手順を把握しておきましょう。

DIYで玄関ドアの鍵を交換するときの費用目安

DIYで玄関ドアの鍵を交換するときにかかる費用は、本体の費用のみです。ホームセンターで購入できる鍵の費用目安は、以下の通りです。

鍵の種類 費用目安
ディンプル錠 約1万円
ロータリーディスクシリンダー 約6,000円

DIYで鍵交換を行うのは、作業費や出張費といった費用を抑えられるのがメリットです。業者への「見積もり」「日程調整」を行う手間がなく、自身のタイミングで鍵の交換ができるのも利点でしょう。

DIYで玄関ドアの鍵を交換をするときの注意点

玄関ドアの鍵は防犯に関わります。そのため、DIYで玄関ドアの鍵交換を行うときは、注意点についてしっかりと把握しておくことが大切です。よくある失敗には、以下のようなものがあります。

  • 鍵のサイズを間違えて取り付けられない
  • 無理に取り付けてしまい、ドアが閉まらない
  • 取り付け時にビスを紛失した

鍵は一度購入すると、防犯上の問題で返品ができません。ホームセンターのスタッフは、必ずしも鍵に詳しいとはかぎらないため、購入前に鍵の種類や型番、サイズ等を自身で把握しておく必要があるでしょう

また、玄関ドアにサイズが合わず、ぴったり閉まらなかったり、シリンダーが緩くなったりしていると、そこから工具を入れて鍵が壊されてしまうことがあります。しっかり防犯するためにも、事前準備をしっかり行い、適切に設置する必要があります。

業者に玄関ドアの鍵交換を依頼するときの注意点

続いて、業者に玄関ドアの鍵交換を依頼するときの注意点について見ていきましょう。 

複数の業者に相見積もりを依頼

複数の業者に見積もりを依頼すると、鍵交換の相場を把握することができます。そのため、少なくとも3社以上の見積もりを取るのがおすすめです。2社でも比較はできますが、どちらかの2択となり、適正価格を判断するのが難しいかもしれません。3社以上の見積もりを取ることで、信頼できる業者を選びやすくなるでしょう。

また、玄関ドアに使用されている鍵が特殊なものだったり、簡単に交換ができない種類だったりすると、作業費は高額になります。見積もりを取らずに依頼すると、想定以上に高額になることもあるため、事前に見積もりを取ることはとても大切です。

業者の実績をチェックして信頼度の高いところに依頼する

鍵交換は、資格がなくてもできる仕事です。そのため、信頼のある業者に依頼するためにも、過去の施工例の実績をホームページやSNS等で確認しましょう。また、口コミサイトで評判を確認するのも方法です。ただし、口コミには、悪意のあるものも含まれているため、参考程度にしておきましょう。

業者の資格取得の有無を確認する

鍵交換に関連する資格に「鍵師」があります。日本鍵師協会による認定資格で、「鍵師技能検定試験」に合格した者が認定されます。鍵交換の仕事は資格を持たずにできますが、鍵師の資格を持つスタッフがいる業者は知識やスキルが一定以上であるため、信頼できる業者といえるでしょう。玄関ドアの鍵交換を依頼する業者が、「鍵師」の資格を持っているかを確認するのもおすすめです。

まとめ

DIYによる玄関ドアの鍵交換は、使用している鍵の種類や規格等をしっかりチェックして、適合する鍵を選ぶ必要があります。費用は安く抑えられますが、適切な鍵を正しく取り付ける必要があるため、鍵の取り付けに慣れていない方にとっては難易度が高いかもしれません。

業者に依頼すると、作業費や出張費等がかかるため割高にはなります。しかし、DIYよりも作業時間が短く、取り付けに失敗することもないでしょう。防犯上のリスクを回避しつつ、安全安心に鍵交換をするのであれば、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

執筆年月日:2025年9月

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