■<治療について> ●治療方針 患者さんの訴えをよく聞き、生活環境・食生活・職場環境などから原因をつきとめ、患者さんと共に考え、心のケアを重視し、薬物療法だけに頼らないホリスティックな医療を目指しています。全ての疾患に対して生活指導・食事指導・栄養指導・生活環境整備指導などを行い、症状が出ないような暮らし方を患者さん自らが気づき、実践できるように指導していきます。 問題点は患者さん一人ひとり少しずつ微妙に違います。患者さんとともに二人三脚で治癒の道を探すオーダーメイドの医療と言えるかもしれません。 ●治療について 患者さんが自ら治す意欲を高め、治療に参加し、自立して行くようサポートします。治療の面からは、食物アレルギーを見つけ出し、栄養指導をまず行います。特にアレルギー体質の改善に最も重要な腸内環境を整えるよう指導します。潜在性感染症に対しては、オーラルケアを特に重視しています。ハミガキ・ハブラシの選択からうがいの仕方、かみ合わせの矯正まで細かく指導します。 イーストコネクション、Bスポットにも注目して問題のある患者さんには、この方面からのアプローチも併用します。栄養医学的には分子矯正医学に基づいて栄養素・ビタミン・ミネラルの過不足を解析し、ビタミン・ミネラルを補正します。重金属のデトックスも必要に応じて行います。薬物療法の基本は漢方薬です。 化学物質過敏症・電磁波過敏症の治療では、解毒療法として、解毒剤・肝庇護剤・ミネラルなどの点滴・酸素吸入などを行います。ビタミン剤・整腸剤・解毒剤なども適宜用います。 皮膚疾患の治療では、全身型および局所型紫外線照射装置(NB-UVB、UVA)を設置し、尋常性乾癬・アトピー性皮膚炎・尋常性白斑・掌蹠膿疱症などに用いています。乳児アトピー性皮膚炎に対しては、食物療法や環境整備を徹底しステロイド剤は原則使用しません。
■<院長あいさつ> 当クリニックの治療方針は、患者さん自らが積極的に治療に取り組む意欲を高めてもらうことを目指しています。アプローチの方法としては、まず、環境医学に基づいて患者さんの体質とあわない生活環境、職場環境の問題を見付け出し環境整備を指導します。次に、アレルギーの面から、食物アレルギー・吸入アレルギー・接触アレルギーなどを即時型アレルギー・遅延型アレルギーを中心にさまざまな角度から分析します。 現在当クリニックには、アトピー性皮膚炎・じん麻疹・花粉症・食物アレルギーなどのアレルギー疾患、シックハウス症候群・化学物質過敏症(CS)・電磁波過敏症(ES)・発達障害の患者が多くみえられています。疾患ごと、患者さんごとに出ている症状はさまざまですが、原因となっているものは意外と共通しています。したがってアプローチ・治療も驚くほど似ています。原因を探し当て一つひとつ根気よく解決していきます。 患者さんの治療で最も大切なのは、患者さんから見て、まず言うことを否定せず聞いてもらえること、そして受け入れてもらえること・気軽に質問ができること・何でも相談できること・納得できるまで説明してもらうこと・治す気力が出ること・治るかもしれないと希望が持てること・治療の選択肢があること・自分で納得できる治療を選択できること・医師が治癒症例をたくさん経験していることだと考えています。 笑いも治癒力アップにとって重要です。治療の時は必ず1回は笑わせるように心がけています。最後に、最も大切にしていることは、患者さんの精神的なサポートです。決してあきらめず、常に最善の治療法を提供できるように務めています。できるだけ患者さんの不安を取り除けるようにわかりやすく説明するようにしています。患者さんに寄り添うかかりつけ医になれればと考えています。 患者さん同士の交流をはかるための勉強会も定期的に開いています。勉強会で同病の患者さんとの交流で元気になる人もたくさんいます。特に治療法の確立していない、あるいは難治性疾患の場合には、検査しても異常がない・気のせいだ・治らない・治療法がない・周囲の理解が得られないなど患者は孤立しがちです。 当院が、困っている人の憩いの場になればと思っています。何でも相談できる安心感がその人の治す意欲を増し、治るスイッチが入る、そんなクリニックを目指しています。
■<受診に際してのお願い> ●患者さんへのお願い 香料を含む化粧品・衣類洗剤・柔軟剤・シャンプー・リンス・ヘアケア製品・制汗剤の使用を控えて来院してください。衣類(特にウール製品)は防虫剤を使用してないものを着用して来院してください。※お願い事項が守られていない場合に備えて、用意したトレーナーに着替えてもらったり、防虫剤臭の残る衣類をビニール袋に入れてもらうなど、できるだけ待合室に化学物質を持ち込まないようにご協力いただく場合があります。 食物日誌(最低2週間分)、詳しい病歴、治療歴(現在治療中の方は薬を持参してください)を書いてきてくださると大変参考になります。化粧品かぶれの可能性がある場合は、化粧品を持参してください。診療は、予約優先制となっております。診察時間内にお電話でご予約ください。また、当クリニックの受け付けは4階です。エレベータで直接4階までお越しください。
■<当院へのアクセス> ●住所 〒540-0012大阪府大阪市中央区谷町1丁目5-6サンユー天満橋ビル4F電話番号:06-6940-2702FAX番号:06-6940-2703※当クリニックの受け付けは4階です。直接4階へお越しください。※写真で見る天満橋駅を出てから当クリニックまでの経路は下記のアドレスをワンクリックしてください。 ↓http://fukuzumi-allergy.com/clinic/route/ ●電車でお越しの場合 地下鉄谷町線・京阪本線天満橋駅下車、4番出口となり、地下鉄の4番出口に出るとドトールコーヒーの前に出ます。地上に出て右隣のビルの4階にクリニックがあります。 ☆大阪・梅田方面より地下鉄谷町線東梅田より天満橋駅下車、4番出口となり☆難波方面より地下鉄千日前線難波より谷町九丁目で谷町線に乗り換え天満橋駅下車4番出口となり☆新大阪方面より地下鉄御堂筋線新大阪より乗車。梅田で下車し谷町線に乗り換え、天満橋駅下車4番出口となり☆京橋方面より京阪本線京橋より天満橋駅下車☆心斎橋方面より地下鉄鶴見緑地線心斎橋より谷町六丁目で谷町線に乗り換え天満橋駅下車4番出口となり ●お車でお越しの場合 阪神高速からのアクセス(最寄り出口)☆阪神高速1号環状線「北浜出口」「本町出口」☆阪神高速13号東大阪線「阿波座出口」、「法円坂出口」または「森ノ宮出口」谷町1丁目交差点南西(1階にセレブ薬局があります。) 当院には駐車場はございません。お車でお越しの際は、最寄パーキングエリアをご利用ください。・近隣の駐車場☆OMM駐車場15分100円(8:00~20:00)☆グランシス天満橋20分200円☆大阪市営谷町駐車場(地下)最初の30分100円/以降15分100円(7:00~23:00)
■<クリニック内の内装・建材の特長・こだわり> ●クリニック内の内装 シックハウス症候群の患者さんの家を多数手がけられた建築家にお願いしました。建材など一つひとつ吟味し、大丈夫であることを確認して選びました。化学物質を使わない建材を、化学物質を避ける状態で運び、化学物質を持ち込まないように配慮しながら作りました。 ●クリニックの特徴 化学物質過敏症やアレルギー疾患の患者さんを考慮し、当クリニックの内装は、天然ムク材、漆喰、金属等を用いて化学物質の放出を可能な限り抑えています。こういう建築(内装)にすれば都会のビルの中でも健康に暮せるという実践例を示せるのではないかと考えて作りました。シックハウス対策の実例として、患者さんの参考にしてもらえればと思います。 ●建材 木材は国内産で、乾燥、製材の途中で化学物質を一切使用していません。ノコギリの刃、乾燥の釜なども他の木材のにおいが混じらないように専用のものを使用しました。天日乾燥も他の木材とは隔離して行いました。輸送は、途中での汚染を避けるため、無添加ラップにて厳重にラップして行いました。 ○基礎材 秋田杉(あらかじめ幾つかの産地の杉をサンプルとして、反応の少ないものを選びました。) ○天井 ガルバリウム(亜鉛とアルミの合金) 建築基準法でテナントビル内の天井には木製のものが使えないため。 ○床・腰板・柱・建具 いたやかえで扉も接着剤を使用せず、ワイヤーで締めてあります(来院の際には扉の四隅の四角の金属に注目してみてください) ○玄関、待合室 杉の丸太 ○家具(机・テーブル・収納家具・ベッド・下駄箱) 神奈川県のWOOD LANDER(http://www.woodlander.jp/ http://woodlander.tumblr.com)により国産の木材(いたやかえで・楢)を使用して作成してもらいました。これにも接着剤は一切使用していません。組木など職人技で作ってあります。金具も独自に開発されたものを使用してあります。輸送も厳重に無添加ラップして行いました。 ○椅子・ベンチ アルミニウム製・木製(いたやかえで・杉) ◆紫外線照射装置(手足) ◆全身紫外線照射装置(NB、UVB、UVA) ○壁 砂(いろいろな産地のものから反応の少なかったものを選んでいる)・しっくい・麻・のり(食用)中塗りまでスサを入れたが、上塗りには入れていません。上塗りは表面に凸凹を残し、光の強い反射を抑えてあります(CS患者やES患者は平滑な壁に光が反射すると大きな負荷となります)。 ○釘 ステンレス製で、使用前に製造過程で付着した油を石けん水で洗浄して落としたものを使用。 ○流し ステンレス製、排水パイプもステンレス ○洗面台 人工大理石 ○配水管・水栓類 ステンレス製、抗菌加工していないものを使用 ○トイレ 天井はガルバリウム使用。ゼオライト・活性炭を置き、空気の浄化に努めています。 ○エレベーターホール 天然リノリウム使用玄関ホールは二重扉にして汚染空気がクリニックの中に入りにくいように工夫しています。