紀の川市とは？
紀の川市は、2005年に和歌山県北部の紀の川流域の5町が合併して誕生した市です。面積は約228平方キロメートル、人口は約6万人です。北は大阪府、西は和歌山市に隣接するなど利便性が高い一方、清流紀の川がもたらす豊かな恵みと美しい自然環境、歴史文化など、豊富な地域資源を有しています。

紀の川市は、豊かな自然と山頂からの眺望を満喫できる龍門山や、粉河寺まで歴史あふれる街道を見てまわることができる青洲の里周辺エリア、新鮮な産直野菜から歴史的名所まで盛りだくさんの田園地帯など、地域ごとに個性が際立っています。

ここからは、紀の川市の見どころを3つご紹介しましょう。

粉河寺：西国三十三所観音霊場第三番札所として多くの巡拝者が訪れる寺院です。本堂の前庭とその下の広場との高低差を利用して造られた枯山水庭園は、珍しい石組みの庭園で、国の名勝に指定されています。

貴志駅：「ねこの駅長」で一躍有名になった和歌山電鐵貴志川線の駅です。初代「たまちゃん」は名誉永久駅長として駅構内の「たま神社」に祀られ、現在は後を継ぐ「ねこの駅長」たちが業務にいそしんでいます。

桃源郷：3月下旬から4月上旬にかけて、紀の川の南側は桃色の霞とほのかに甘い香りで包まれます。「ひと目十万本」といわれる桃の花で作りだされる風景は、環境省のかおり風景100選にも選ばれ、桃源郷で栽培される桃は、「あら川の桃」ブランドとして全国的に知られています。（※「あら川の桃」は紀の川市の登録商標です）

紀の川市では、温暖な気候と紀の川がもたらす肥沃な土壌を生かして、野菜や果物など多種多様な農作物を生産しています。農業産出額全体では和歌山県でも上位で、トップブランド「あら川の桃」のほか、はっさく、いちじく、柿など四季ごとの果物が収穫できる果物産地です。

紀の川市は関西空港のある泉佐野市に隣接することから、大阪府や海外へのアクセスも良好です。さらに、2014年の京奈和自動車道の開通や2017年の京奈和自動車道および阪和自動車道の直結により、近隣府県への交通も改善され、さらなる発展が見込まれるでしょう。


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