富山県とは？
富山県は、南北にのびる日本列島の中心に位置し、東は新潟県と長野県、南は岐阜県、西は石川県に隣接しています。三方を北アルプス立山連峰など急峻な山岳地帯に囲まれ、深い湾を抱くように大きく平野が広がった地形が特徴です。県庁所在地は富山市で、面積は約4,248平方キロメートル、人口は約99万人です。

富山県は、以下の大きく4つのエリアに分けられ、エリアごとに異なる風土を持ち合わせています。

黒部・宇奈月エリア（黒部市・魚津市・入善町・朝日町）
富山・滑川・立山エリア（富山市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村）
高岡・氷見エリア（高岡市・射水市・氷見市・小矢部市）
砺波・五箇山エリア（砺波市・南砺市）

富山・滑川・立山エリアは、程よい自然と都市生活を両立した地域となり、都市機能や観光の中心部といえます。また、砺波・五箇山エリアでは、世界遺産「五箇山」をはじめとする素朴な景色・風景が魅力で、多くの人が訪れる人気の観光地です。

次に富山県内の有名な観光スポットを3ヵ所紹介します。

立山黒部アルペンルート：標高3,000m級の山々が連なる北アルプスを貫く、世界有数の山岳観光ルートです。バスや電車を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通りながら、立山黒部の雄大な自然を満喫できます。

富山城：富山市の富山城址公園内にある、1543年に築城された歴史あるお城です。1873年の廃城令での取り壊しや、大火によって焼失した過去があります。現在の富山城は、1954年に戦災復興のシンボルとして建設され、富山市郷土博物館として市民や観光客に親しまれています。

五箇山合掌造り集落：五箇山は、富山県の南西端に位置する自然豊かな地域です。相倉と菅沼の2つの集落には、合掌造り家屋をはじめとした伝統的な建物が数多く残っており、1995年には岐阜県白川郷荻町集落とともに世界文化遺産に登録されています。

富山県では、良質な米づくりを重きとしている農業や、伝統ある定置網を使った漁業が盛んです。また、「くすりの富山」としても全国に知られ、配置薬業は300年以上の歴史と伝統があります。医薬品産業のさらなる発展・成長のため、産学官が協力して研究開発を行っています。

富山県は、標高3,000m級の山々が連なる立山連峰や水深1,000mを超える富山湾など、美しく豊かな自然環境に恵まれた地域です。天然のダムともいえる山々からは、1年を通じて豊かできれいな水が流れ、暮らしや産業を支える重要な資源となっています。

また、女性の就業率が高く、共働き家庭が多いことなどから家計が豊かで、持ち家率は全国トップクラスにあります。これらのことから富山県は、恵まれた自然環境と豊かな居住水準で住みやすい街だといえるでしょう。


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