青梅市とは？
青梅市は東京都の西北部にあり、都心から西へ40から60キロメートル圏に位置しています。人口は約13万人、面積は約103平方キロメートルで、市域の6割以上を豊富な森林が占めています。

青梅地方は多摩川や荒川水系の豊かな水に恵まれ、早くから狩猟生活を中心とした集落が発達しました。これを裏付けるように、河川の流域では旧石器時代、縄文時代の遺跡が数多く発見されています。

青梅市は大きく分けて市街地、旧宿場町、里山と3つのエリアがあります。JR青梅線の東青梅駅、河辺駅を中心とし、市役所や商業施設が集まる市街地エリア、青梅街道の宿場町として栄えたJR青梅駅周辺にレトロな街並みが残る旧宿場町エリア、豊かな自然が広がる里山エリアと、それぞれに特徴を感じられるでしょう。

ここからは、青梅市の自然を満喫できるスポットを3つご紹介します。

御岳山：標高929メートルの山で、秩父多摩甲斐国立公園の東端にあたります。山岳信仰の興隆とともに人々の信仰を集め、多くの参拝客によって栄えてきました。子どもからお年寄りまで誰もが気軽に散策できる山として、広く親しまれています。

武蔵御嶽神社：ケーブルカーの御岳山駅を降りて、300段を超える石段を登りきったところに鎮座する神社です。山頂からは新宿副都心を中心とした東京都心部を眼下に、遠景には日光連山から筑波山、房総半島、江ノ島、相模湾といった絶景が望めます。

ロックガーデン：御岳山にはいくつものハイキングコースがありますが、なかでも人気を集めるのがロックガーデンを通るコースです。大小さまざまな奇岩があり、苔むした岩の間を清流が織りなす風景は、多くの登山客を魅了します。

かつて「夜具地は青梅」といわれるほど青梅市では繊維産業が発展し、多摩地域における経済中心地のひとつとして、商業・工業ともに急成長を遂げました。1960年代には東部に工業団地が形成され、伝統的な織物業に代わって電気・機械工業が主要産業となり、市の発展に寄与しています。

青梅市は、緑豊かな山々と市の花である梅、東西に貫流する多摩川などの美しい清流、脈々と受け継がれてきた歴史や文化など、優れた地域資源に恵まれています。都心近郊にありながら豊かな自然環境に恵まれた立地の特性や地域資源を生かし、快適で文化的なくらしができる街をめざしています。


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