東久留米市とは？
東久留米市は、武蔵野台地のほぼ中央に位置し、埼玉県新座市、東村山市、西東京市、小平市、清瀬市に接しています。面積は約12.8平方キロメートル、人口は約11.5万人の都市です。

住宅地の割合が多く都心近郊のベッドタウンでありながら、市の中央には黒目川・落合川が流れ、地下水が豊富で至る所に湧水も見られる自然が豊かな地域です。

まず、東久留米市にある有名なスポットを紹介します。

南沢氷川神社：南沢緑地保全地域の湧水地にある、川に囲まれた神社です。古くから水とのかかわりを大切にしており、東久留米の総鎮守として地域の人々に親しまれています。

富士見テラス：東久留米駅の近くにある、富士山が眺望できる屋外のテラスです。特に冬の時期は絶景スポットとして人気があり、「関東の富士見百景」にも選定されています。

竹林公園：以前は竹林だった場所を整備してつくられた公園です。園内には湧水が流れ、無数の孟宗竹（もうそうちく）がそびえ立っており、「東京の名湧水57選」・「新東京百景」に選ばれています。

東久留米市は、ホウレンソウ・大根など野菜を中心とした農業が盛んです。特産品には、幻の小麦といわれる「柳久保小麦」があり、この小麦を使用したうどんやまんじゅうなどの加工食品もつくられています。また、直売所の設置や農業イベントの開催など、市民が新鮮で安全な地元の食材に触れ、地産地消を促す活動も積極的に行われています。

文化面では、無形民俗文化財に指定されている「南沢獅子舞」が有名です。江戸時代初期から南沢村に伝承されてきた郷土芸能で、秋祭りの時期に南沢氷川神社・多門寺で見物できます。太刀・世流布・万歳などの芸能も加わり、見応えのある舞いです。

生活面では、東久留米駅の周辺に商業施設や中規模のショッピングモールが並び、郊外にも幹線道路沿いに店舗が点在しているなど、買い物には不自由がありません。また、西武池袋線で池袋駅まで約20分で行けるため、東京都心へのアクセスも良好です。

豊かな水資源や緑を大切に守りながら、地域の結びつきを感じられる東久留米市は、穏やかで快適に暮らせる街として今後も発展していくことが期待できます。


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