益田市とは？
益田市は、島根県の西端にある山口県と接する市で、人口は約4万人です。北は日本海に面し、南側には中国山地を有する、山陰と山陽を結ぶ交通の要衝地です。面積は約733平方キロメートルで、総面積の大半が林野となっており、特に美都地域、匹見地域では9割近く（※）を山林が占めています。益田市役所ウェブサイト

益田市は県内で最も広い市町村（※）で、市の人口の大部分が集中する中部地域、恐羅漢山や安蔵寺山など1,000メートル級の山々が連なる美都地域・匹見地域などにエリア分けされます。益田市役所ウェブサイト

ここからは、益田市の見どころを3つご紹介しましょう。

グラントワ ：島根県立石見美術館と島根県立いわみ芸術劇場からなる複合施設で、石見地方の芸術文化拠点として、さまざまな美術展や演劇、音楽コンサートが開催されています。石州瓦約28万枚を使用した外観も高く評価されており、建築物として鑑賞するために訪れる観光客もいるほどです。

石見神楽：日本神話を題材に、哀愁のある笛の音や活気溢れる太鼓囃子に合わせて舞う伝統芸能で、豪華絢爛な衣裳と表情豊かな面も見どころの1つです。演目は約30種類にものぼり、現在も100を超える団体が伝統を受け継いでいます。

表匹見峡：匹見川の上流の県道波佐匹見線に沿って約4キロメートルにわたって広がる渓谷です。滝や深淵が連なり、「魚飛」をはじめとする20有余の奇景や巨岩怪石が訪れる人を魅了します。両岸には多くのキシツツジが群生し、匹見峡を代表する景観として西中国山地国定公園に指定されています。

益田市では、海岸周辺から中山間地にかけてほぼ全域で古墳が確認され、大和政権における西の拠点として重要な地域であったことが見てとれます。特に石見地方最大（※）の前方後円墳、スクモ塚古墳は全長約96メートルもあり、国史跡に指定されています。益田市観光ガイド

益田市では、平坦部を中心に農業が活発です。メロン、トマト、ほうれんそうなどの野菜や、ぶどう、西条柿などの果物が生産されています。中山間地域では、水稲や地域の自然条件を活かしたわさび、ゆず栽培が行われているほか、畜産も盛んです。近年は地域資源を活かした魅力的な産業の創出に積極的に取り組んでおり、地域ブランド化の推進にも力を入れています。


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人口、面積、概要等は各自治体の公開情報をベースに編集しています。
掲載情報は2025年1月20日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。