滋賀県とは？
滋賀県は近畿地方の北部に位置し、北は福井県・東は岐阜県・南東は三重県・西は京都府に囲まれ、人口は約140万人・面積約4017平方キロメートルを有します。

周りを、比叡・伊吹などの山々に囲まれており、その中央に日本で一番大きな湖である「琵琶湖」があります。その面積は、県の約6分の1を占める大きさです。

滋賀県は主に、県庁所在地である大津市と草津市・守山市などの南部地域、甲賀地域、東近江地域、彦根市・多賀町などの湖東地域、米原市・長浜市からなる湖北地域、高島地域などから構成されています。

京都市と隣接する大津市や草津市などの南部に位置する地域は、JR西日本の新快速の拡大に伴い、京都市や大阪市のベッドタウンとしても注目される地域です。新興住宅地やマンションが林立し、賑わいを見せています。

一方、湖北地域や高島地域などの北部にあたる地域には豊かな自然が広がり、自然を活かしたキャンプ場などの施設などもたくさん見ることができる地域です。夏は湖水浴、冬はスキー場でのスノースポーツなど、季節を感じられるレジャーを楽しむこともできます。

では、滋賀県で人気のあるスポットを見てみましょう。

琵琶湖：日本最大の湖です。湖水浴はもちろん、クルーズ船「ミシガン」での湖上遊覧や、釣りやカヌーなどの水上アクティビティを楽しむことができます。また、湖畔にはキャンプ場や琵琶湖を一望できるホテルもあり、楽しみ方はさまざまです。

びわ湖バレイ：標高約1,100ｍの打見山頂にある絶景スポットです。琵琶湖を一望しながら、新緑や紅葉などの自然を堪能できます。また、アスレチックや冬はスキーもできるなど、季節ごとに色々な楽しみ方ができるのが魅力です。敷地内にある「びわ湖テラス」には、雄大な景色を望みながら食事ができるレストランや、滋賀の名産やオリジナル商品を取りそろえたショップなどもあり、グルメやショッピングを楽しむことができます。

比叡山延暦寺：伝教大師最澄によって開かれた天台宗の総本山です。標高848ｍの比叡山全域を境内とし、東に琵琶湖、西には京都の街並みを一望できます。1,200年の歴史と伝統を守り続け、1994年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されました。　　

これらのスポットは滋賀県を代表する場所として、たくさんの人が訪れます。国内だけでなく、海外の人からも注目されるスポットです。

産業面の特徴として、滋賀県は全国有数の内陸工業県です。中でも、繊維工業品であるプレスフェルト生地や不織布、化学工業製品である医薬品製剤や接着剤などは、出荷額全国1位を誇っています。伝統工業もさかんで、経済産業大臣指定伝統工芸品に「彦根仏壇」「信楽焼」「近江上布」の3つの工芸品が指定されるほどです。

農業では、日本三大和牛のひとつと称される「近江牛」の飼育や、地形や気候が適していることから稲作も盛んです。その他、お茶・そば・大豆や麦などさまざまな作物を栽培しています。

また文化面では、琵琶湖岸で発展した主要な町で行われている「長浜曳山祭」「大津曳山祭」「日吉山王祭」などの祭りが盛んで、湖国三大祭として時代とともに姿を変えながら受け継がれています。その他、琵琶湖を自転車で周遊する「ビワイチ」や「イナズマロックフェス」などのイベントも琵琶湖畔で開催されるなど、滋賀県の文化は琵琶湖と共に歩んでいるといっても過言ではありません。

滋賀県は、京都や大阪のベッドタウンとして発展していく南部と、豊かな自然が共生する周辺地域というように、地域によってさまざまな魅力が感じられる県です。

日本最大の湖「琵琶湖」を中心に、古くから独自の文化・経済を発展させつつ、歴史ある寺社や山や湖の自然に触れ合える滋賀県は、とても住みやすく魅力的なところだと言えます。


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