中頭郡読谷村とは？
読谷村は、沖縄本島中部の西海岸側に位置し、カギ状に突出した地形が特徴的です。海岸沿いには、天然のサンゴ礁に囲まれた浅瀬が約14キロメートルにわたって続いており、南側には比謝川、北側には残波岬と、美しい自然に囲まれています。

ニライビーチや残波ビーチなど、白い砂浜が広がる美しいビーチが点在しているほか、宿泊施設も多く、リゾート地として多くの観光客を集めるエリアです。

人口は約4万人。那覇市や北谷町へのアクセスの良さから、ベッドタウンとして発展を見せています。若い世代の移住も多く、人口は増加傾向にあり、2014年1月1日には「日本で最も人口の多い村」（※）になりました。読谷村公式ウェブサイト

読谷村に伝わる伝統工芸品には、「読谷山花織（ゆんたんざはなうい）」という織物や読谷山焼（ゆんたんじゃやき）という焼き物（やちむん）があり、毎年2月に開催される「読谷やちむん市」には、県内外から多くの人が訪れます。

特産品の紅イモの栽培をはじめとした農業も盛んで、紅イモを使ったスイーツは沖縄土産の定番となっています。

【読谷村の観光スポット】
座喜味城跡：築城の名手・護佐丸によって築かれた座喜味城跡は、優美な曲線を描く石垣が特徴的なグスク（城塞）です。標高約120メートルの丘陵地に位置し、城の高台からは読谷村全体を一望できます。敷地内には地域の歴史や文化を学べる「ユンタンザミュージアム」も併設されており、観光と学びが両立できるスポットです。2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして、ユネスコ世界遺産に登録されました。

残波岬：残波岬は、高さ約30メートルの断崖が約2キロメートルにわたって続く、迫力ある海岸線が魅力の景勝地です。沖縄本島でも遅い時間まで夕日が望める場所として知られ、水平線に沈む夕日が望める絶好のビュースポットとして人気があります。

やちむんの里：読谷村にある「やちむんの里」は、沖縄伝統の焼き物文化を受け継ぐ工芸の拠点です。1972年、壷屋焼の名工・金城次郎氏が壷屋から読谷へ工房を移したことをきっかけに、共同の登り窯を中心に、複数の陶芸家が集まりました。現在では村内に50余の窯元が点在し、工房巡りや陶芸体験を楽しむことができます。伝統と創造が息づく、焼き物の里です。

読谷村は、伝統文化の継承と現代的な発展が共存する、活気あふれる地域です。


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掲載情報は2025年8月8日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。