燕市とは？
燕市は新潟県のほぼ中央部に位置する、面積約111平方キロメートルで、人口約7万人の市です。市域の大部分が平地であり、可住地面積割合は94.1%と、県内で上位の高さを誇ります。

燕市は大きく3つの市街地エリアがあり、その1つ、吉田地区は行政の中心地です。燕三条駅や北陸自動車道三条燕インターチェンジに近接する燕地区は、旧燕市の中心地で都市化が進められています。分水地区は大河津分水路の右岸側に位置しており、これらの地区の境界部に県内有数規模の工業団地が広がっているのが特徴です。

燕市には以下のようなスポットがあります。

国上寺：上杉謙信の祈願所として知られ、源義経や良寛など多くの著名人とのゆかりがあります。県内最古（※）の名刹で、1300年の歴史があり、境内には本堂のほか、客殿、六角堂、大師堂、一切経堂、鐘楼堂、宝物殿などの重厚な建物が特徴です。一般社団法人燕市観光協会ウェブサイト
　
大河津分水桜並木：世紀の大事業『大河津分水工事』の偉業を称え植えられた桜の名所です。「日本さくら名所100選」に選定されています。また10月下旬～3月中旬にかけて、白鳥の群れが飛来します。

燕市分水良寛史料館：良寛ゆかりの遺墨、関係資料などを展示する施設です。自然を愛し、人々を愛し、芸術を愛した禅僧、良寛の足跡を今に伝える史料館で、年4回ほど、企画展・特別展が開催されています。

燕市は高度な金属複合加工産地が盛んな「ものづくりのまち」です。燕三条地域は鉱物資源が豊富で、広大な山林から燃料となる炭も手に入れやすく、鍛冶業に適した条件が整っていました。金属加工の歴史は江戸時代初期の和釘製造に始まり、鎚起銅器など江戸時代から続く伝統工芸もあります。

小規模な専門の金属加工の関連企業や職人が多いのが特徴で、ステンレス製品の加工業者が多数立地しています。カトラリーを中心とした金属製洋食器の国内生産シェアは90%以上（※）です。燕市の金属加工産業は、400年の歴史を持ちながらも常に革新を続け、世界に通用する高品質な製品を生み出しています。※出典：燕市役所ウェブサイト

また、上越新幹線燕三条駅があり、東京まで最短1時間40分で行ける便利な地域です。JR越後線、弥彦線が市内を通っており、新潟市や長岡市へも通勤圏内です。産業の街として仕事が多いだけでなく、移住者向けの支援が手厚いこともあり、若い年代の移住者が多くなっています。

このように燕市は、交通面でも便利で、都市機能と自然環境が調和した街です。今後も、豊かな自然を守りつつ、さらなる産業の発展と快適な住環境の整備が期待されます。


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掲載情報は2025年11月29日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。