胎内市とは？
胎内（たいない）市は、新潟県の北東部に位置する、面積約265平方キロメートル、人口約3万人の市です。2005年に中条町と黒川村が合併して誕生しました。飯豊（いいで）連峰が源流の胎内川を中心に形成されており、自然豊かな環境です。

まずは、胎内市の有名なスポットを紹介します。

樽ヶ橋遊園：アルパカや小動物など数十種類の動物を見たり、ゴーカートや大型遊具などで遊んだりできる、動物園と遊園地とが一体となったスポットです。2021年にリニューアルし、全天候型の動物ふれあい舎やキッズスペースもできました。

乙宝寺（おっぽうじ）：736年に開かれた県内屈指の古刹です。お釈迦様の左眼が納められている宝物殿、純和様建築が美しい国指定重要文化財の三重塔、池の小島に建てられた極彩色の弁天堂など、多くの見所がある寺院です。

胎内昆虫の家：世界から集めた昆虫標本・パネル・ゲームなどで、昆虫の生態を紹介している施設です。日本の身近な昆虫や世界のカブト・クワガタに触れられるほか、アゲハチョウのエサやり体験もできます。常時約2,500から3,000種・約10,000頭を展示しています。

ここからは、胎内市の産業や文化についてみていきましょう。

胎内市は、農業が盛んな地域です。稲作を中心に、さまざまな野菜と花が栽培されています。なかでも、チューリップは市の花にもなっている特産品であり、開花時期に開催される「胎内市チューリップフェスティバル」では、約80万本ものチューリップを観賞できます。

また、日本で最初（※）に米粉専用の製粉工場ができた「米粉発祥の地」でもあり、ご当地グルメ「たいないべえべえ」をはじめ、さまざまな米粉グルメ・スイーツを提供する店舗が多数あるのも特徴です。胎内市 ウェブサイト

文化面では、「熊野若宮神社」の例大祭である「中条まつり」が有名です。4日間にわたるこの祭りでは、初日の民謡流しを皮切りに花車・山車曳回し、花火打上などが行われます。出店も200軒ほど立ち並び、大いに盛り上がる市の一大イベントです。

胎内市は、大自然がもたらす恵みと、歴史や伝統とが織り交ざり、今後一層の発展が期待されるまちだといえるでしょう。


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