新潟市西蒲区とは？
新潟市西蒲（にしかん）区は、新潟市の南西部に位置する区です。人口は約5万人、面積は約177平方キロメートルです。巻・西川・潟東・岩室・中之口の旧5町村からなるこの区は、市内8区の中で最も広く、市の面積の約4分の1を占めています。

まずは、新潟市西蒲区の有名なスポットを紹介します。

角田山（かくだやま）：佐渡弥彦米山国定公園に指定されており、年間を通して県内外から多くの登山客が訪れる山です。登山道は全7コースあり、体力や目的に応じて選べます。また、新潟県内の山に自生する草木のほとんどを観察でき、特に春は「花の山」とも呼ばれるほど、山野草で美しく彩られます。

新潟ワインコースト：広大なワイン畑の中に小規模ながらも個性的な5つのワイナリーが点在しています。海と砂が作り出す特異な土壌は、素晴らしいワインを生み出すのだとか……。5つのワイナリーは徒歩5分圏内にあるため、気軽にワイナリー巡りができます。

新潟市岩室観光施設 いわむろや：岩室温泉地区を中心とした西蒲区の歴史、伝統文化、観光資源などに関する情報を発信・提供している施設です。さまざまな展示の見学、そば打ちなどの体験、地元の農産物の購入、足湯への入浴などが楽しめます。

ここからは、新潟市西蒲区の産業や文化の特徴についてみていきましょう。

新潟市西蒲区は、農業が盛んな地域です。広大な平野部での米作り、海岸に近い砂丘地でのゴボウやダイコンなどの野菜栽培、角田山麓周辺での柿などの果樹栽培も知られています。

観光資源である「岩室温泉」は、江戸時代から300余年の歴史ある温泉地です。新潟県の芸妓発祥の地でもあり、個性に富んだ旅館、ホテルが揃います。「一羽の雁が泉流を浴して傷を癒していた」という伝説の残る岩室温泉は、別名「霊雁（れいがん）の湯」とも呼ばれています。

新潟市西蒲区は市内で最も歴史的文化財が残っていることも特徴です。国指定史跡の「菖蒲塚（あやめづか）古墳」、多様な文化伝播を担った「北国（ほっこく）街道」など、歴史ロマンを感じさせる見どころがあります。

そのほか、「まき夏まつり」の「やかた竿燈」、「和納十五夜まつり」の「棒遣い」や「草花火」、そして、竹と和紙で作られた郷土玩具の「鯛車」など、伝統ある文化も継承されています。

新潟市西蒲区は、角田山を象徴とした豊かな自然と、さまざまな農産物、温泉、伝統文化も残る魅力的なまちです。


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掲載情報は2024年11月20日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。