藤沢市とは？
藤沢市は神奈川県の南部、相模湾に面した地域に位置する細長い形状の市で、面積は約69.56平方キロメートル、人口は約44.3万人です。南側は海水浴場や江の島があり「湘南」という名称で親しまれています。一方、北側の約2/3は相模原台地に属し、平坦な地形が広がっています。

藤沢市は、以下のようなスポットがあることで知られています。

江の島：相模湾に突き出た陸繋島です。島内には江島神社や江の島岩屋、飲食店や土産物店が並ぶ御岩屋道通りなど、さまざまな観光スポットがあります。海が一望できる江の島頂上部へは、徒歩のほか、江の島エスカー（エスカレーター）でのぼれます。

新江ノ島水族館：湘南海岸公園内に位置する水族館で、相模湾大水槽やクラゲファンタジーホールなど、多彩な展示が魅力です。イルカのショーや、ウミガメ・アシカとのふれあいプログラムなど、たくさんのイベントも開催されています。

白旗神社：源義経公を祀る、歴史ある神社です。武芸、芸能、学問にご利益があると言われています。5月になると藤沢の市花であるふじが満開になります。

そのほか、鵠沼海岸や片瀬海岸なども海水浴やマリンスポーツの名所として、季節を問わずたくさんの人が訪れています。

藤沢市は製造業、商業、農水産業、観光業がバランスよく発展しており、多様な産業構造を持つ都市といえます。

農水産業をみてみると、大消費地に近い利点を活かした都市型農業が展開されており、特に冬春トマトや春キャベツは、国の指定産地となり、多くの地域に届けられています。水産業では、相模湾に面する土地を活かした定置網漁業が主流です。イワシ、サバ、シラスなどが水揚げされ、中でもシラスは「湘南しらす」としてブランド化されています。市内の飲食店では、シラス丼はもちろん、ピザやパスタなど、さまざまなシラス料理が食べられるでしょう。

また、畜産業では「やまゆりポーク」や「湘南ポーク」などのブランド豚の生産も行われています。（※やまゆりポークはJA全農の登録商標です）

商業の中心となる藤沢駅には、ショッピングビルや百貨店、飲食店が集積しています。大型商業施設のみならず、「藤沢銀座土曜会」や「北口商店会」など古くからの商店街も残っているのも特徴といえるでしょう。

JR・小田急線・江ノ島電鉄の乗り入れがある藤沢駅は、藤沢市のターミナル駅でもあります。都内へのアクセスも良好で、コロナ禍以降、都内から藤沢市に移り住む人々が増加する傾向がみられています。移住者の多くは、海・田園・川などの自然が豊かであることや、道路や交通の便がよいことを、転入の理由に挙げていました。「転入して良かった」という声も多く、人気のエリアであるといえるでしょう。


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掲載情報は2024年12月8日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。