姶良市とは？
姶良市は鹿児島県の中央部に位置する、面積約231平方キロメートルの都市です。人口は約8万人で、近年増加傾向にあります。県庁所在地である鹿児島市に隣接していることから、ベッドタウンとして発展してきました。

姶良市では、思川、別府川、網掛川、日木山川の4つの主要河川が鹿児島湾に流れており、これらの河川が姶良平野を形成することで中心市街地が発達しています。活火山である桜島を望む景色、きらめく海と、緑豊かな山々など自然に恵まれた地域です。

次に、姶良市の主なスポットを3つご紹介します。

龍門滝：高さ46m、幅43mの壮大な滝で「日本の滝百選」に選ばれています。中国の黄河上流にある峡谷「漢土の龍門瀑」に例えられ、その名が付けられました。黄河の激流を登りきった魚が龍に変わるという伝説から、難関突破を意味する「登竜門」の語源となっています。

蒲生の大クス：蒲生八幡神社境内にある国の特別天然記念物です。推定樹齢約1600年、高さ約30メートル、根回り約33メートル、目通り幹囲約24メートルの巨木で、環境省の調査で日本最大の巨木（※）と認定されました。内部には約8畳分の空洞があり、枝葉は境内を覆うほどの壮観な姿です。環境省 巨樹・巨木林データベース

蒲生武家屋敷群：江戸時代中期に薩摩藩島津氏の外城の1つとして発展し、薩摩藩独自の外城制度を反映した計画的な町割りが特徴の日本文化遺産です。武士集落としての蒲生郷の麓は、2つの川に狭まれた地理的特徴を利用し、川を外堀として活用した町割がなされていました。西馬場通りを中心に、当時のまま残された道沿いに武家屋敷が立ち並びます。　

姶良市は、豊かな自然環境を活かした農林水産業が盛んな地域です。市域の約6割（※）が山林のため、質の高い蒲生メアサ杉や孟宗竹、筍の産地として知られています。米、ぶどう、なしの生産が盛んで、特になしは県内トップクラスの生産量を誇ります。※出典：姶良市役所ウェブサイト

また、姶良市には多様な民俗芸能が受け継がれています。県内に広く分布する太鼓踊りの中でも、姶良市の太鼓踊りは鹿児島の夏を彩る代表的な郷土芸能です。その特徴は、華やかな装飾と艶やかな衣装、そして独特の化粧にあり、踊り手たちの活気に満ちた勇壮な舞は、見る者を魅了します。この伝統は400年以上にわたって受け継がれ、姶良市の夏の風物詩として今も人々に愛されています。

姶良市から鹿児島市内への移動は電車で約20分、鹿児島空港まではバスで約25分とアクセスも良好で、通勤・通学に便利な街です。移住先として人気が高く、人口が増加傾向にあることは、移動のしやすさが1つの理由になっていると考えられるでしょう。


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掲載情報は2025年1月28日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。