岩手県とは？
岩手県は、日本の北東部に位置する人口約114万人の住む地域で、面積は約15,275平方キロメートルと広大です。北海道に次いで2番目の広さを誇り、日本の面積の4パーセントを占めています。

岩手県発祥のわんこそばは全国的にも知られており、岩手県民のおもてなしの心から生まれた郷土料理です。

岩手県は主に、県北、県央、県南、沿岸の4つのエリアから構成されています。

県北の二戸・久慈エリアでは、日本最大級のヒメボタルの生息地である折爪岳や、世界遺産の御所野遺跡が有名です。県央の盛岡・八幡平エリアには、十和田八幡平国立公園など大自然が広がり、名湯や地酒を楽しめます。

県南の花巻・遠野・一関エリアは、民話・遠野物語で知られています。岩手県沿岸は世界三漁場のひとつで、宮古・陸前高田エリアでは新鮮な海の幸に舌鼓を打てるでしょう。

そんな魅力あふれる岩手県の中でも、特に人気のあるスポットを見てみましょう。

中尊寺：西磐井郡の平泉町にある天台宗東北大本山の寺院で、世界文化遺産にも登録されています。多くの文化財を有していますが、中でも平安時代後期に建立された仏堂・金色堂は圧巻です。小型仏堂でありながら、内外ともに総金箔貼りという豪華な装飾に目を奪われることでしょう。

厳美渓：栗駒山から一関市へと流れる磐井川沿いにある渓谷です。河底の岩盤には、地質学上も貴重な無数の円形の穴・甌穴が形成されています。また、渓流をはさんだ対岸には茶屋があり、そこからお団子やお茶を購入すると厳美渓名物の空飛ぶだんごを見ることができます。

宮沢賢治記念館：花巻市にある胡四王山の頂上に開館した記念館です。さまざまな展示物があり、宮沢賢治の詩や童話など、宮沢賢治の世界を間近に感じられます。　
　
豊かな海の恩恵を受ける岩手県は「つくり育てる漁業」の先進県です。リアス式海岸の岩礁は海藻類の養殖に適しており、アワビやわかめなどの養殖も盛んにおこなわれています。特に岩手県のアワビは、日本屈指の生産量を誇ることでも有名です。また、陸前高田市と宮城県の気仙沼市にまたがる広田湾では、珍しいエゾイシカゲガイの養殖もおこなわれています。　
　
文化面では、東北地域で最大級といわれている海の祭典・三陸 大船渡夏まつりや、420年もの歴史を持つ・花巻まつり、華やかな装束を身にまとった約100頭の馬が行進する・チャグチャグ馬コなどが有名です。毎年祭りの時期になると多くの観光客が訪れ、賑わいを見せています。
　
「子育てするなら岩手県」をめざした施策にも力を入れており、子育て世代にとって非常に住みやすい環境が整っていることも魅力といえるでしょう。民間企業や店舗とも連携し、地域全体で子育てを見守る雰囲気づくりはとても心強いものです。

また、県を挙げて「2050年温室効果ガス排出量の実質ゼロ」を宣言し、環境問題にも取り組んでいます。子どもの未来を守る多くの施策に取り組む岩手県は、今後もより住みやすい地域になることが期待できそうです。


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掲載情報は2024年11月13日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。