南会津郡檜枝岐村とは？
福島県の西南端に位置する檜枝岐村は、南会津郡に属する地域です。面積は約390平方キロメートル、人口は約500人で、南会津町や栃木県日光市、新潟県魚沼市などに接しています。積雪量が多く、日本有数の豪雪地帯としても知られています。

檜枝岐村は、自然豊かな地域です。村のほとんどが山間部であり、会津駒ケ岳や燧ケ岳といった2,000ｍ級の山々に囲まれた地形が特徴的です。自然が作り出す、美しい景観があります。

檜枝岐村の主たる産業は観光業です。村民の多くが旅館や民宿、山小屋などを経営しています。農業も行われていますが、高冷地であるため稲作が難しく、ソバなどの栽培が実施されています。村営の製材工場において、木材の加工品や伝統工芸品の生産も行われています。

そして檜枝岐村には、独自の文化が育まれているのが特徴です。江戸時代から続く「檜枝岐歌舞伎」という伝統芸能があり、県の重要無形民俗文化財に指定されています。また、山で働いていた人々が味噌や塩などを持って山に向かい、山々で採れる食材と合わせて食した「山人（やもうど）料理」も独自の文化として古くから継承されています。

【檜枝岐村のスポット紹介】

ミニ尾瀬公園：尾瀬の自然を再現した公園です。遊歩道が整備されており、散策が楽しめます。カフェもあることから、自然を身近に感じながら飲食もできるスポットです。

檜枝岐の舞台：江戸時代から続く「檜枝岐歌舞伎」が上演される舞台です。国の重要有形民俗文化財に指定されており、神社境内を利用した、石積みで造られた観客席が設けられています。村に伝わる歴史や文化を肌で感じられる場所です。

尾瀬ブナの森ミュージアム：檜枝岐の成り立ちについて学べる施設です。鳥類や星空を観察できる部屋や、大画面で地域の風景や星座を見られるミニシアターなどが設けられています。檜枝岐の歴史や自然の雄大さに触れられるスポットです。

このように、南会津郡檜枝岐村は、豊かな自然と伝統芸能が共存する山間の村です。面積の大部分が森林であり、自然の側で生活が営まれています。


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