大飯郡おおい町とは？
福井県の最西端に位置するおおい町は、嶺南地方に属する地域です。面積212平方キロメートル、人口は2024年1月1日時点で7,755人です。京都市内から約90キロメートル圏内の距離にあり、京都府や同県の高浜町、小浜市に隣接しています。

おおい町は、若狭湾に突き出る大島半島と、その付け根に位置する佐分利地区、本郷地区、大飯地区から構成されています。海岸線はリアス式海岸特有の複雑な地形で、風光明媚な景観をつくり出しています。内陸部は山林が広がり、佐分利川が町を潤します。古くから都との交流があった若狭地方の一部として、歴史的なつながりも深い土地柄です。JR小浜線や国道27号が東西の交通を担っています。

おおい町の産業は、農林水産業とエネルギー関連産業が基幹です。水産業では、若狭湾の恵まれた漁場を活かし、アカアマダイやズワイガニをはじめさまざまな魚が水揚げされます。農業では、きのこ類の栽培が盛んに行われているほか、自然薯も特産品です。また、エネルギー関連の事業所が立地しており、町の経済や雇用を支える重要な役割を担っています。

おおい町には、きのこ栽培の歴史から生まれた食文化が根付いています。きのこをテーマにした研究施設や直売所もあり、地域の食生活に欠かせない存在です。また、祭りや伝統行事を通じて、地域の共同体意識が育まれてきました。自然と共に生きる暮らしの中で、独自の文化が継承されています。

【おおい町のスポット紹介】
きのこものしり館：おおい町の特産品であるきのこの生態や歴史を学べる施設です。きのこの栽培の様子を見学できるほか、さまざまな種類のきのこについてパネルや模型で分かりやすく解説しています。きのこに関する知識を深められる場所です。

福井県こども家族館：遊びを通じて子どもの創造性を育むのを目的とした、福井県の大型児童館です。巨大なボールプールや本格的なものづくり体験ができる工房をはじめ屋内外に多様な遊具や設備が整っています。天候を問わず、家族で一日中楽しめる施設です。

赤礁崎オートキャンプ場：若狭湾国定公園内にある、海に面したキャンプ場です。オートサイトやコテージが整備されており、初心者からベテランまでアウトドアレジャーを楽しめます。釣りや海水浴の拠点としても利用可能で、若狭湾の豊かな自然を満喫できます。

おおい町は、若狭湾の美しい自然景観と、きのこ栽培や漁業といった農林水産業、そしてエネルギー産業が共存する町です。家族で楽しめる大型児童館や海辺のキャンプ場といったレジャースポットも充実しており、自然と産業が調和した独自の魅力を持っています。


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掲載情報は2025年8月1日時点のものです。その後の変更については、適宜修正を行ってまいります。