窓ガラスの修理費用はいくら?安く抑えるコツや応急処置についても紹介

  • 家具・ガラス修理・組立
窓ガラスの修理費用はいくら?安く抑えるコツや応急処置についても紹介

突発的な事故や自然災害などで窓ガラスが割れてしまったとき、早急な修理が必要となります。修理にかかる費用が気になる方も多いはずです。

この記事では、窓ガラスを修理する場合の費用を決めるポイントや、割れた際にやるべきことを解説します。効率よく対処できれば修理費用を安く抑えられるかもしれないため、ぜひ参考にしてください。

窓ガラスが割れた際の原因の確認方法 

窓ガラスが割れた際の原因は、割れ方を見れば判別できます。保険会社やガラス修理業者に連絡すると、割れた原因を質問されるため、あらかじめ説明できるようにしておきましょう。

外からの衝撃

外からの衝撃によって窓ガラスが割れた場合は、破片が家の内側に落ちます。ボールが飛んできた、強風で硬い物体が飛んできた、というケースでは、ぶつかった箇所から放射線状にひび割れが入るため、判別しやすいでしょう。

窓ガラスの鍵付近だけ割られている場合は、不審者が道具を利用して意図的に割った可能性があります。身の安全を確保できたら、家の中の物が盗まれていないか、盗聴器が仕掛けられていないか、確認するために警察に連絡しましょう。

熱割れ

部屋の中と外の気温に差があると、窓ガラスは熱割れを起こし、長いひび割れが1本から複数本入ってしまいます。金属が含まれていて温度が上昇しやすい網入りガラスと、熱を通しにくい複層ガラスで発生しやすい現象です。寒暖差が大きい冬は要注意ですが、ときどき換気することで熱割れを防げます。

窓ガラスの熱割れは自然現象とみなされ、保険の適用外となる可能性が高いです。賃貸の場合は、熱割れが経年劣化によるものと判断されれば、修理費用は管理会社・大家さんの負担となります。

自然災害による破損

台風や強風、地震、雹(ひょう)などの自然災害は、窓ガラス破損の代表的な原因の一つです。これらの災害は発生自体はある程度予測できても、どこでどの程度の被害が出るかを正確に予測するのは難しく、突発的かつ広範囲に被害が及ぶことが特徴です。

台風時には飛来物が窓に直撃して割れるケースが多く、強風の影響が大きい高所の窓では風圧による破損が起こることもあります。地震の際には建物の揺れでサッシが歪み、その結果ガラスが割れる被害が生じることもあるでしょう。

これらの自然災害による破損については、火災保険の「風災・雹(ひょう)災・雪災」などの補償が適用される場合があります。ただし地震による破損は地震保険が必要になるケースが多いため、契約内容の確認が不可欠です。

また、近年は台風の大型化やゲリラ豪雨など異常気象の影響が指摘されており、自然災害による窓ガラス被害は増加傾向にあるとされています。事前の備えとして、飛散防止フィルムの貼付や雨戸の設置を検討しておくと安心です。

経年劣化による破損

窓ガラス自体やサッシ周辺の劣化により、時間の経過とともに破損が発生することがあります。特に築年数の古い建物では、サッシの歪みやゴムパッキンの劣化によってガラスに負荷がかかり、ひび割れが生じやすくなるでしょう。

さらに、紫外線や日射による長期間の影響は、ガラス表面の変色や曇りを引き起こし、強度低下やひび割れの誘因となることがあります。また、建物自体の沈下や変形によって窓枠に過度な圧力がかかり、破損に至るケースも見られます。

経年劣化による破損は徐々に進行するのが一般的で、早期に気づけば大きな被害を防ぐことも可能です。サッシやパッキンの状態を含めた定期的な点検と、適切なメンテナンスが予防の要となるでしょう。

窓ガラスの修理・交換費用を決めるポイント

窓ガラスの修理・交換費用は、種類・サイズ・厚さなどにより決まります。知識を持っていれば費用がいくらなのか予想できるため、修理する際に役に立つでしょう。

ガラスの種類

一般的な窓ガラスには、フロートガラス・すりガラス(くもりガラス)・型板ガラス・網入りガラス(ワイヤー入りガラス)・強化ガラスがあります。高性能な機能を持つ窓ガラスには、合わせガラス(防犯ガラス)・複層ガラス・Low-Eガラスがあります。

一般的な窓ガラスは、場所を選ばずに使用でき、比較的安価です。高性能な窓ガラスは、断熱・紫外線カット効果などにより光熱費が抑えられますが、価格は高くなる傾向にあります。

窓ガラスの修理を業者に依頼する場合、見積もりの際に窓ガラスの種類を聞かれるため、あらかじめ把握しておくと手続きがスムーズに進むでしょう。

ガラスのサイズ

窓ガラスのサイズが大きくなると、修理・交換費用が高くなります。よく用いられるサイズは、一般的な窓に多い90×90cmと、ベランダや掃き出し窓に用いられる90×180cmの2種類です。

また、2人以上での作業が必要となる大きいガラスは、施工費用が高くなります。ガラスのサイズは、サッシに隠れている部分も含まれるため、自分で測定する際は気をつけましょう。

ガラスの厚さ

同じ種類、同じサイズの窓ガラスであっても、厚さによって価格が異なります。家庭用の窓ガラスは3~5mmがよく使われますが、厚さが1mm違うだけで価格が約1.5倍に変わります。

建物の強度によって適切な厚さの窓ガラスを使用しているため、修理の際はもともとのガラスより薄いものに変更しないようにしましょう。

その他

修理・交換時の作業内容によっては、追加料金が発生します。

  • 深夜・早朝に修理・交換作業を行う場合
  • 出張費がかかる場合(数千円から1万円前後)
  • 仮設の足場やクレーン車が必要な場合
  • 窓枠やサッシのレールも修理する場合

修理を安く行うためには、深夜・早朝料金や出張費がかからない修理業者を探すとよいでしょう。

窓ガラスの修理・交換の費用・料金相場

窓ガラスの修理・交換の費用・料金相場を以下の表にまとめます。

ガラスの種類(厚さ)

ガラスの大きさ

90×90cm(円)

ガラスの大きさ

90×180cm(円)

フロートガラス(5mm)

15,000~18,000

22,000~27,000

すりガラス(3mm)
(くもりガラス)

12,000~18,000

17,000~23,000

型板ガラス(4mm)

12,000~16,000

20,000~23,000

網入りくもりガラス(6.8mm)

20,000~25,000

25,000~45,000

網入り透明ガラス(6.8mm)

25,000~31,000

38,000~48,000

強化ガラス(4mm)

11,000~14,000

16,000~19,000

強化ガラス(8mm)

31,000~34,000

46,000~49,000

合わせガラス(6.8mm)
(防犯ガラス)

22,000~35,000

35,000~60,000

複層ガラス(3mm+空気層+3mm)

20,000~27,000

30,000~45,000

Low-Eガラス
(3mm+空気層12mm+3mm)

30,000~50,000

50,000~60,000

高性能ガラスである合わせガラス(防犯ガラス)・複層ガラス・Low-Eガラスや、6mm以上の厚さがあるガラスの方が高額となる傾向があります。

窓ガラスを修理するタイミングで、断熱性・防音性などの効果がある高性能なものと交換できるか検討しても構いませんが、もとの窓ガラスより厚みや重さがあると変更できない可能性があります。

また、窓ガラスを薄くして修理費用を抑えたい場合も、建物の強度が低下するため、実施できないかもしれません。今までと違う窓ガラスに替えたい場合は、修理業者と相談してみてください。

窓ガラスが割れた際にやるべきこと