当院では内科疾患全般にわたる幅広い診療を行っておりますが特に、肝臓、胃、大腸等の消化器領域の検査に力を入れており、絶食にて御来院いただければ、血液生化学検査、心電図検査、エックス線検査、腹部エコー検査、胃カメラ検査を行う事が出来ます。大腸カメラ検査は予約にて行います。
(内視鏡検査)
オリンパス社製のEVIS Lucera CV-260SL、CLV-260NBIを採用し、ハイビジョン画像による食道、胃、十二指腸、大腸の詳細な検査を行っています。特に、NBI(Narrow Band Imaging)検査を内視鏡の全症例に行い、微小な消化管粘膜の異常な病変を見逃さないように心掛けています。また、上部消化管内視鏡スコープは経鼻、ハイビジョンを含め5本、下部消化管内視鏡スコープはハイビジョンと硬度可変、細系の3本のスコープが常時準備できていますので、感染症の危険がないように洗浄の整った安全でクリーンなスコープで検査をお受けになることが出来ます。大腸内視鏡検査には体内で早期に吸収される二酸化炭素を使用しているため、検査後も腹部膨満感がなく楽に検査後を過ごすことが出来ます。
(超音波機器)
アロカ社製のα-10を使用し、肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓・膀胱・婦人科臓器と甲状腺と腹部血管・頸動脈などの身体の各臓器検査をより詳細に行えます。
(血液検査器)
血計検査は白血球分類が行える機器を備え、感染症などの診断を院内で迅速にしております。白血球分類が行える血計検査器は高価であり、臨床検査部のあるような大病院でしかないのですが、当クリニックでは常時稼働しています。生化学検査も緊急を要する検査が必要な時に炎症反応(CRP)、肝機能検査(総ビリルビン、直接ビリルビン、AST、ALT、y-GTP、LDH、ALP)、アミラーゼ、腎機能(BUN、クレアチニン)、電解質(Na、K、Cl)などの生化学検査が30分強で院内にて迅速に行えます。この事により、急性たんのう炎や急性膵炎、重度の肝機能障害、急性腎炎その他の緊急入院が必要な患者さんを迅速かつ的確に診断し、2次病院にご紹介できるようにしています。