≪柔道整復師とは…≫
◆柔道整復師とは
柔道整復師のルーツは戦国時代にさかのぼります。武術のひとつであった柔術には敵を倒すための「殺法」と治療をする「活法」がありました。これが柔道整復の基となり、十六世紀頃西洋医学と融合する形で体系化されたものです。その後大正九年に法的に公認され、第2次大戦後昭和二十二年に現在の憲法の下法制化され、昭和四十五年の柔道整復師法で単独法となり平成元年の改正により厚生大臣免許となっています。
◆業務内容は、
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(軟部組織損傷)の治療です。本校を卒業すると柔道整復師国家試験の受験資格が得られ、国家試験合格後、その治療家としての道が開けます。
◆介護保険では、
2000年4月にスタートした介護保険制度の下でも活躍の場があります。そのひとつが介護支援専門員(ケアマネージャー)で、五年以上の実務経験を積み試験に合格すればつけます。もうひとつは介護施設の機能訓練指導員としても大いに期待されています。またデイサービスやグループホームなどを開設した卒業生もおります。
◆スポーツの分野で
柔道指導者として道場を開設して青少年の柔道普及に貢献する卒業生もいます。最近は、スポーツトレーナーの分野にも広がってきています。5年前に石川県で、昨年は富山県の柔道整復師会で柔道整復師対象のアスレチックトレーナーの講習会が開かれ、さらなる活動の幅を広げる努力を続けられております。