” 今なぜ漢方なのか! ”
漢方医学は数千年という経験を現代に脈々と受け継がれています。明治以降、文明開化のもと西洋医学が台頭し、漢方医学が消滅するという時期を経て、先人達の努力により今日まで生き残ることが出来ました。
今は本場の中国でさえ漢方を知らない人達が多いのが現状です。それ故、日本の医療は西洋医学と東洋医学が混在する、他の国からみると日本は興味深い国なのです。
皆さんは漢方でも流派があることをご存じでしょうか。剣の道にも色々な流派があるようにその国で漢方は発展していくのです。(株)皇漢堂の流派は 「一貫堂医学」 が基本となっています。現代人の体質を三大分類して、第一分類を 「オ血証体質者」 、第二分類を 「臓毒証体質者」 として、第三分類を「解毒証体質者」とするのです。
第一分類の 「オ血証体質者」 とは、一言で言えば“ オ血”を体内に保有する体質者。従って婦人は疾病の大部分においてオ血を生じやすい関係上、大半は婦人にみられます。
第二分類の 「臓毒証体質者」 とは、現代の卒中風体質者もその中に含まれるもので、食毒、風毒、水毒、梅毒を挙げ、これらの諸毒の合成、蓄積、溜滞したものを言います。
第三分類の 「解毒証体質者」 とは、結核性体質者に該当する場合が多い、もちろん結核性体質者に限ったことはないが、一般に結核に対する罹病率が高く、免疫性に欠けている体質と言えます。
現代人は、三大証の体質が巣独に出る物ではなく、オ血症と臓毒証、臓毒証と解毒証が複合している場合があります。先代星野良明がそれらをまとめ、何十万の患者さんの治療にあたり、集約された経験が、漢方専門薬局(株)皇漢堂に伝統として引き継がれています。