診療内容
婦人科一般外来(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍・不妊症・性感染症)
婦人科癌検診(子宮、卵巣、乳房)
更年期障害の診断、治療(漢方療法、ホルモン補充療法)
骨粗しょう症、高脂血症、動脈硬化症の診断、治療
健康診断
子宮癌検診、卵巣癌検診、乳房癌検診
骨粗しょう症、高血圧症検診
★子宮癌検診随時受付・乳癌検診(超音波検査随時、マンモグラフィー検査予約)
◎質の高い生活(QOL)と女性のトータルケアを目指して
女性は少女期、思春期、性成熟期、更年期、老年期を過ごし、その間に罹る病気の半分は産婦人科疾患です。現在の女性の平均寿命は85歳ですが、健康に恵まれ、快適に過ごせる健康寿命は今も昔も50歳まで。その後は更年期障害に始まり尿失禁、性交障害、高脂血症、骨粗鬆症、動脈硬化症による心臓病や脳いっ血、アルツハイマー病等の病気に罹る事が多くなります。これは女性の健康を守ってきた女性ホルモンが閉経後に失われる事が原因です。その為にこれらの疾患に重複して罹患する女性が増えます。そこで閉経後女性の質の高い生活を維持するには健康のトータルケアが必要です。
当クリニックでは従来の婦人科診療に加えて、骨粗鬆症、高脂血症、動脈硬化症等の生活習慣病の予防も目指した、婦人科医ならではの、きめ細やかで安堵感のある診療を実践しています。
◎更年期障害をなんとかしてほしい!
更年期障害の症状は、ほてり、発汗、動悸、冷え、イライラ、不眠、肩こり、腰痛など多彩です。その原因が女性ホルモン不足なので、閉経後の5~10年間の治療としてはホルモン補充療法(HRT)が大変良く効きます。しかしHRTを望まない方、乳ガンや血栓症等のHRTが受けられない方には漢方療法や自律神経安定剤そしてカウンセリング等が効果的です。重症な時にはHRT、漢方療法、自律神経安定剤を組み合わせて治療する事も必要です。
◎骨粗鬆症と女性ホルモンとの関係について知っていますか?
骨粗鬆症は更年期以降の女性に起こりやすい病気。その原因は女性ホルモン不足によって骨を溶かす破骨細胞の働きが過剰に活発になってしまう為です。その結果、閉経後の10年間で背骨の骨量は15%~20%も減少、大腿骨頚部(股関節)も15%減少。これは女性が一生で失う骨量の約半分に相当し、この時期に骨量の減少を防ぐ事により将来の骨粗鬆症を予防出来るので、閉経後の10年間は絶好のチャンスとも言えます。