ことばづかいの基本
- 1.依頼する時
- 「おそれいりますが」で始めて「〜をお願いできますか」「〜をしていただけませんか」。
- 2.同意する時
- 「はい、かしこまりました」「承知いたしました」。
- 3.ことわる時
- 「いたしかねます」「わかりかねます」と婉曲に。「できません」「わかりません」ではあまりに不愛想になる。
- 4.謝罪する時
- 「申しわけございません」が最適。「ごめんなさい」「すいません」は仕事上では不適当。
- 5.礼を述べる時
- 「ありがとうございます」「おそれいります」。
敬語使いのポイント
呼称を使いわける
- 1.自分の言い方
- 「わたくし」が基本。「あたし」「わたし」「ぼく」が通用するのは学生時代まで。自社の呼称も「うち」ではなく、「わたくしども」あるいは「当社」と言うようにする。
- 2.相手に対する言い方
- 「○○君」は同僚に対しても失礼。役職のない先輩や同僚に対しては「○○さん」、上司に対しては「○○部長」と役職名で呼ぶ。社外の人や目上の人に「あなた」はタブー。「○○様」と丁寧に。社外の人に対して社内の人の話をする時は呼び捨てに。他社の社名には「○○様」と『様』をつけて丁寧に呼ぶ。
尊敬語・謙譲語の使い分け
| 尊敬語 | 謙譲語 | |
|---|---|---|
| する | なさる される |
いたす させていただく |
| 行く | 行かれる いらっしゃる |
まいる うかがう |
| 来る | おいでになる お越しになる お見えになる いらっしゃる |
まいる うかがう |
| いる | いらっしゃる おいでになる |
おる |
| 食べる | あがる 召しあがる お食べになる |
ご馳走になる いただく ちょうだいする |
| 言う | 言われる おっしゃる |
申す 申し上げる |
| 見る | 見られる ご覧になる |
見せていただく 拝見する |
| 聞く | 聞かれる お聞きになる |
うけたまわる お聞きする うかがう 拝聴する |
| 与える | くださる たまわる |
差し上げる 進呈する |
| もらう 受ける |
お受けになる | いただく ちょうだいする たまわる |
- 尊敬語・丁寧語
- 相手や相手の動作に対して敬意をあらわし、かつ、それを丁寧に表現することば。
- 謙譲語
- 自分や自分の動作をへりくだって表現することで、間接的に相手に対する敬意を表現することば。
ことわり方・謝り方・頼み方
ことわり方のマナー
人と人、会社と会社とのつきあいのなかで、ことわることほど難しいものはない。ムッとさせるか、納得させるかはことわり方次第。
まずよく相手の申し出を聞くのが第一。ことわりのことばは誠意をこめて「申しわけありませんが」と頭を下げて言えばやわらか。
「私どもの力不足で」「社の方針ですので」など、ことわる時にも相手の責任ではないというニュアンスが必要。
謝り方のマナー
たとえ自分のミスではなくても言いわけ無用。会社を代表して謝る気持ちがポイント。
「失礼があったそうで」の「〜そうで」は、どこかで責任逃れしようとしている証拠。自己弁護は会社全体の評価を下げることに。
姿勢を正し、恐縮した態度で。「申しわけございません」とはっきりと頭を下げること。
頼み方のマナー
頼みごとをするときは「恐れいりますが」「恐縮ですが」で始めて、あくまでも謙虚に。
- 教えを請う時
- 「ご都合のいい時、10分ほどお時間いただけませんか」と、まず相手の都合を第一に。
- 協力を頼む時
- 時と場合によっては上司からの援護射撃も必要。書類で、電話で、会ってと事の重要性を考えて手段を選ぶ。押しつけがましい、身勝手ととられないよう、相手の意見も充分聞く態度でのぞみたい。
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